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Amazonブランド登録の申請方法|15のメリットと注意点も詳しく解説

Amazonブランド登録(Amazonブランドレジストリ)の申請方法|11のメリットも詳しく解説
吉原
この記事の監修者

吉原 香奈
Amazon専任コンサルタント

大学卒業後、大手インターネット広告代理店に入社し、デジタル広告運用の最前線で実務経験を積み、データドリブンな戦略立案と分析スキルを習得。その後、しるし株式会社に入社し、Amazon事業部にて化粧品・ヘアケア・食品・家電・医療用品など幅広いカテゴリのブランドのECモール運用を担当。2025年よりAmazonチームのマネージャーとして、戦略設計から施策の立案・実行までをリードし、ブランド価値の最大化にコミット。

吉原
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監修者

吉原 香奈
Amazon専任コンサルタント

大学卒業後、大手インターネット広告代理店を経て、しるし株式会社のAmazonチームのマネージャーに就任

Amazonブランド登録(Amazonブランドレジストリ)には、転売・相乗り出品の対策や販売データの詳細分析など、自社の販売機会の最大化に役立つメリットがあります。

この記事では、Amazonのブランド登録の申請方法とメリット・デメリット、知っておきたいQ&Aをご紹介します。

ブランド登録は売上拡大の土台になりますが、その後にどんな施策を打つかが成果を分けます。売上アップを目指すための具体的な方法を整理した資料をご用意しました。無料でダウンロード可能です。
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目次

Amazonブランド登録(Amazon brand registry)とは?

Amazonブランド登録とは、自社の知的財産の保護や商品情報の管理を行うための出品者向けの制度です。

正式名称は「Amazon Brand Registry」と呼ばれ、特許庁の商標登録が完了している、あるいは申請中となっている方が申請できます。

商標の登録ステータスは、特許情報プラットフォームJ-PlatPatで検索することが可能です。以下の表を参考に登録済みまたは申請中のステータスになっているのかを確認するようにしましょう。

J-PlatPatでのステータス申請で選択するステータス
存続-登録-継続存続-登録-異議申立のための公告存続-登録-異議申立中存続-登録-取消/無効審判中登録済み
係属-出願-審査待ち係属-出願-審査中係属-出願-拒絶査定不服審判中係属-出願-異議申立のための公告係属-出願-異議申立中係属-出願-審査待ち(方式未完)申請中

前提として、Amazonへのブランド登録は義務ではありません。

しかしブランド登録を行うと、相乗り出品に対処して自社のブランドを保護できるなど、多くのメリットを得られます。

メリットのなかには、ブランド登録済みの出品者のみに提供される便利ツールなどもあり、登録後は競合よりも一歩進んだ販売施策を実現可能です。

ブランド登録を済ませたら、次は売上を伸ばすための具体的なアクションが必要です。売上アップを目指すための施策を整理した資料をご用意しました。無料でダウンロードできますので、ぜひ参考にしてください。
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Amazonブランド登録(Amazon brand registry)のメリット

まずは、Amazonのブランド登録で得られる15のメリットを解説します。

不正な転売への対策が可能になる

Amazonブランド登録(Amazon brand registry)が完了すると、専用の権利侵害申告用フォームが解放され、不正な出品者に対して知的財産権の侵害を主張しやすくなります。

正確には、知的財産権と転売は無関係ですが、ケースによっては同フォームからの申告が可能です。

転売行為の放置は自社の販売機会を奪うだけでなく、ブランドイメージの毀損にも繋がる場合があります。転売商品に欠陥があると、顧客からは自社が不良品を提供したように見えてしまうためです。

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相乗り出品に対してブランドを保護できる

Amazonブランド登録(Amazon brand registry)後は、「相乗り出品」に対処しやすくなります。

相乗り出品とは、すでにAmazonへ登録されている商品ページに第三者が出品することです。行為自体は違反ではありませんが、自社の商標権を侵害している場合はAmazonへの申告により対応できます

Amazonへの申告は、権利侵害申告用フォームからできます。

また悪質な出品は、ブランド登録時の情報を用いてAmazon側が自動的に保護(プロテクション)してくれる場合もあります。

Transparencyで正規品のみを届けられる

ブランド登録を済ませれば、商品ごとに固有コードを付与して真贋を確認するTransparencyプログラムも活用できます。

Transparencyではブランドオーナーが発行したシリアルコード付きラベルを各商品に貼り、Amazon出荷時にそのコードをスキャンして正規品であることを確認します。

有効なコードがない商品はシステム上で検知され出荷が停止されるため、模倣品がお客様の手元に届くことを未然に防げます。

結果として、ブランドオーナーは自社商品が常に本物だけで流通する環境を整えられるため、購入者からの信頼向上やブランド評価の維持につながるメリットは非常に大きいです。

偽造品対策プログラム「Project Zero」を利用できる

Amazonブランド登録をすると、Amazonが提供する強力な模倣品排除プログラム「Project Zero」に参加する資格が得られます。

Project Zeroでは、Amazonの高度な機械学習による自動検知システムとブランドオーナー自身のチェック権限により、偽造品の疑いがある出品を迅速に削除可能です。

従来は怪しい出品を見つけても都度Amazonへ報告する必要がありましたが、Project Zeroではブランドオーナーが直接問題の出品を取り下げられるため対応スピードが段違いです。

こうした即時対応により、模倣品によるブランドイメージ毀損や正規品の販売機会損失を最小限に抑え、お客様に安心して商品を購入してもらうことができます。

商品ページ(カタログ)の編集優先権が付与される

同じく相乗り出品の対処で役立つのが、商品ページ(カタログ)の編集権限の付与です。Amazonブランド登録(Amazon brand registry)が完了した後は、商品ページを編集した際に優先的に反映されるようになります。

相乗り出品者が商品ページの内容を勝手に変更し、顧客に正しい内容が伝わらないといったトラブルを防ぐことが可能です。

編集権限を活用して、正しい情報に加え魅力的な訴求を盛り込むことができれば、売上アップにも直結します。
売れる商品ページの作り方はこちらでチェックしてください。
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ストアページを作成できる

Amazonストアと呼ばれる専用のストアページを作成できるようになるのも、Amazonブランド登録(Amazon brand registry)のメリットです。

Amazonストアとは、自社の製品やサービスを紹介できるカスタムページのことです。通常の商品ページよりも自由度が高く、画像や動画を用いて製品の魅力を伝えられます

また、「(前略)amazon.co.jp/ブランド名」のような専用のブランドURLが付与されるのもAmazonストアの特徴です。

Amazonのスポンサーブランド広告だけでなく、SNSなどの外部集客時にブランドURLを活用すれば、Amazon内の自社の販売ページに顧客を直接誘導できます。

スポンサーブランド広告を出稿できる

Amazonブランド登録(Amazon brand registry)が完了した出品者は、スポンサーブランド広告を利用できます。

スポンサーブランド広告とは、Amazonの検索結果画面の上部や商品詳細ページに表示される内部広告です。スポンサーブランド広告のリンク先には任意の商品ページやストアページURLを設定できます。

こうした広告の仕組みを理解し、効果的に活用するには基礎知識が欠かせません。
詳しくは「Amazon広告入門」で基本からチェックしてみましょう。
Amazon 広告出し方をダウンロードする

スポンサーディスプレイ広告を出稿できる

スポンサーブランド広告と同様に、Amazonブランド登録(Amazon brand registry)後に出稿できるようになるのが、スポンサーディスプレイ広告です。

スポンサーディスプレイ広告とは、Amazonの内外を問わず多様な場所に表示される広告です。トップページ・検索結果画面・商品ページに商品画像や価格、商品名を表示できます

スポンサーディスプレイ広告の魅力は、商品がセール中であることを一目で伝えられる点にあり、割引施策の効果を高めることが可能です。

Amazon Vine 先取りプログラムを活用してレビューを獲得できる

Amazonブランド登録(Amazon brand registry)は、出品商品へのレビュー獲得にも役立ちます。AmazonVine先取りプログラムを利用できるようになるためです。

当プログラムは、Amazonが選別・招待した信頼性の高いレビュアーに対して、商品を先行提供できるシステムです。

  • 商品の無償提供や手数料が発生する
  • 必ずレビューがもらえるとは限らない
  • 悪いレビューが付く可能性もある

上記のような注意点こそありますが、カタログページに商品特徴をしっかりと記載し、積極的に活用したいプログラムです。詳細は、以下の記事で解説しています。

ブランド割引機能で特定顧客に限定セールを実施できる

2023年に新たに導入されたブランド割引機能は、ブランド登録済みの出品者だけが利用できる特別なプロモーションツールです。

この機能により、リピーターや最近購入した顧客、カート放置中の顧客、高額購入者といった特定の顧客セグメントを対象に、10~50%の割引を提供するセールを作成できます。

割引は選択した顧客層にのみ表示されるため、一般公開のセールでは実現できないピンポイントな販促が可能です。

たとえば、自社ブランドの「お得意様」に限定割引を出してリピート購入を促進したり、過去にカート投入だけで終わってしまった顧客に購入決断を促すなど、ターゲットごとに効果的な施策を打てます。

ブランド割引機能を活用することで、ブランドオーナーは顧客ロイヤルティを高めつつ、コンバージョン率向上を図れる点が大きなメリットと言えるでしょう。

Amazonブランド分析を利用できる

Amazonブランド分析とは、Amazonブランド登録(Amazon brand registry)の完了者のみが利用できる情報分析ツールです。

自社商品が上位に表示されているAmazon内の検索用語やコンバージョン率、リピート購入に関するデータ(例:商品名・数量・リピーター数)など、販売施策の検討に役立つ幅広い情報を確認できます

リピーター数と全体の注文者数から自社の顧客維持率を算定するなど、その活用方法は自由自在です。適切な活用により、客観的な数値に基づいたプロモーションを進められます。

ブランド分析は売上アップに直結する重要な要素です。とはいえ、膨大なデータを自社だけで活用しきるのは難しいもの。

専門知見を持つ代行会社に任せることで、効率的かつ効果的な戦略を実現できます。まずは「しるし」の無料相談をご活用ください。
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JANコード免除申請ができる

通常、Amazonへの出品では、JANコードに代表される商品コードが必要です。しかし、Amazonブランド登録(Amazon brand registry)が完了していると、JANコードなしで販売できるケースもあります。

JANコードなしで販売できることで、JANコードを取得していないセット商品も販売しやすくなるのがメリットです。

JANコードの免除申請は、セラーセントラル内の「ヘルプ」→「製品コード免除の許可」→「免除の申請はこちらから」と選択し、必要事項を入力する形で送信できます。

商品ページ内の商品紹介(Aプラス)コンテンツを作成できる

Amazonブランド登録を行うと、商品紹介コンテンツ(A+)の作成が可能になります。

これは、通常はテキストのみの商品説明欄を、高画質な画像や比較表、豊かなテキストで構成された魅力的なブランド紹介スペースへとアップグレードできる機能です。

ブランドストーリーを伝え世界観を表現したり、商品の特長や使用シーンを視覚的に分かりやすく訴求したりすることで、顧客の理解度と信頼感を深めます。

テキストだけでは伝えきれない詳細情報も補完できるため、顧客の購買意欲を高め、コンバージョン率の向上が期待できます。

ビデオを使用して商品を紹介し、購入者に周知することができる

Amazonブランド登録をすると、商品ページのメイン画像エリアにプロモーションビデオを追加できます。

動画は静止画やテキストに比べて圧倒的に多くの情報を伝えることができ、商品の使い方、実際の動き、サイズ感などをリアルに購入者へ届けることが可能です。

例えば、組み立て方を解説する「How-to」動画や、使用前後の変化を見せることで、顧客が抱える購入前の疑問や不安を解消します。

商品の魅力を直感的に伝え、顧客の購買意欲を刺激することで、コンバージョン率の大幅な向上が期待できます。検索結果ページでも表示されるため競合商品との差別化にも繋がり、ブランドの認知度向上に大きく貢献します。

Brand Registryチームのサポートを受けられる

Amazonブランド登録が完了した出品者は、「Brand Registryチーム」と呼ばれる専門スタッフによるサポートを受けられます。

Brand Registryチームとは、Amazon内でのブランド保護を担当するサポート窓口です。

出品などのAmazonの基本事項に関する窓口とは別のチームであり、自社の知的財産の保護に関して詳しい質問ができます

Amazonでの本格的なビジネスを考える事業者にとって、心強い味方となってくれます。

ブランド登録はスタート地点に過ぎません。
売上拡大を実現するには、登録後の具体的なアクションが必要です。
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Amazonブランド登録(Amazon brand registry)のやり方・手順

ここでは、Amazonブランド登録(Amazon brand registry)のやり方・手順をご紹介します。Amazonのブランド登録は、以下の流れで簡単に申請が可能です。

  1. 特許庁の特許情報プラットフォームJ-PlatPatにて「商標登録番号」を確認する
  2. ブランド名がわかる実際の商品画像を用意する
  3. ブランドレジストリアカウントを作成する
  4. ブランドレジストリから登録を行う

参照:Amazonブランド登録する方法やメリットを紹介します|Amazon

1.特許庁の「商標登録番号」を確認する

最初の作業は、Amazonに保護を申請したいブランドに関する商標の確認です。特許庁から付与された「商標登録番号」、もしくは商標登録を申請中の場合に提供される「申請番号」を手元に用意しましょう。

なお、Amazonのブランド登録では、以下のいずれかの商標のみ認められます。

【Amazonのブランド登録で認められる商標】

  • 文字商標
  • 文字を含む図形商標
  • デザイン文字/結合商標

出典:Amazon「Amazon Brand Registry: Eligibility, Enrollment, and Access」より引用

また、申請に記載するブランド名と登録されている商標名が同一でなければならない点にも気を付けましょう。

2.ブランド名がわかる商品画像を用意する

商標登録番号の確認後は、ブランド名がわかる商品画像を用意します。登録に利用できる商品画像の条件は以下の通りです。

【Amazonのブランド登録に利用できる商品画像の条件】

  • 商品やパッケージに、商標登録済みのブランド名やロゴなどが明確かつ恒久的に記載されていること(不鮮明、商標と異なる、一時的に貼り付けているものは不可)
  • Amazonで販売をしている、あるいは販売を予定している商品の画像であること
  • コンピューターで作成した画像ではないこと
  • 「.jpg」「.png」「.gif」のいずれかの拡張子であること
  • 画像サイズが5MB以下であること

3.ブランドレジストリアカウントを作成する

商標登録番号と商品画像の準備が整った後は、ブランドレジストリと呼ばれる、ブランド登録用のアカウントを作成します。手順は以下の通りです。

【Amazonのブランドレジストリアカウントの作成手順】

  • 登録ページを開く
  • 「ブランドを登録する」を選ぶ
  • Amazonの出品用のアカウント(セラーセントラルにサインインする際のメールアドレスとパスワード)でログインする
  • 「ブランド登録先の国のマーケットプレイスを選択します。」の画面から日本を選ぶ
  • ログインアカウントとブランドレジストリアカウントの紐付けに同意する

4.ブランドレジストリから登録を行う

ブランドレジストリアカウントを作成した後は、ブランド登録申請を進めます。申請は作成したブランドレジストリアカウントの管理画面から、以下の流れで行いましょう。

【ブランドレジストリからの登録申請の方法】

  • ブランドレジストリアカウントの管理画面を開く
  • 画面左側の「管理」→「ブランドを登録するを開く→画面左側の「ブランドを登録する」を開く
  • ブランド名、登録商標機関(日本)、商標登録番号(もしくは申請番号)などを順に入力する
  • 申請するブランドに適したカテゴリを選び、同カテゴリ内でもっとも売れている商品のASINを入力する
  • 商品情報(ブランドの公式Webサイトなど)を入力する
  • 用意済みの商品画像をアップロードし、「次へ」を開く
  • 「出品者」と「ベンダー」と「どちらでもない」の選択から「出品者」を選ぶ
  • 流通情報(ほかの小売業者へのライセンス供与の有無など)を入力し、送信を押して完了

申請後は入力情報に基づき、特許庁への商標登録者にAmazonから確認コードが送付されます。Amazonに確認コードを送信すると、登録完了に向けた審査が行われる形です。

文字にすると複雑にも見えますが、商標登録番号と商品画像さえ用意できていればスムーズに進められるはずです。セラーセントラルとブランドレジストリのアカウントに結びつくと、「販売特典」という機能が付帯され、その後の出品に大きなメリットになります。

「やり方が難しそう」「自分だけで進められるか不安」と感じたら、しるしの無料相談で気軽にご相談ください。安心してブランド登録を進められるようサポートします。
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Amazonブランド登録(Amazon brand registry)における3つの注意点

Amazonブランド登録(Amazonブランドレジストリ)には14のメリットがあり、Amazonを主要な販路として考えているのであれば、ぜひとも登録しておくべきです。

しかし、以下の3つの注意点は把握しておきましょう。

  • 商標なしでは登録できない
  • 商品画像のみの商標では登録できない
  • 商標名とブランド名は完全な一致が必要

商標なしでは登録できない(出願中は登録可能)

Amazonブランド登録(Amazonブランドレジストリ)には登録商標が必須です。日本の場合は特許庁へ出願して得た「登録商標番号」がなければ、ブランド登録をすることはできません

ブランドを保護したいもののまだ商標を獲得していない場合、まずは特許庁への出願から進める形になります。

出願が完了していなくても、出願中で「申請番号」を取得した状態であれば、ブランド登録が可能となります。

商品画像のみの商標では登録できない

Amazonブランド登録(Amazonブランドレジストリ)では商品画像のみの商標、すなわち「文字要素を含まない図形商標」は認められません。なお、文字を含まないデザインのみのマークやロゴは、ブランド登録完了後に追加で申請できます。

ブランド登録申請で利用できるのは、テキスト形式のマーク(文字商標)または画像形式のマーク(デザイン商標)いずれかのみです

また、商標の文字は、Brand Registryの登録申請に記載されたブランド名と一致している必要があります。商標が語句、文字、数字を含む画像ベースのマークである場合、商標登録に表示されているものと正確に一致している画像のコピーをアップロードしなくてはいけません。

商標名とブランド名は完全な一致が必要

Amazonで登録を目指すブランド名と登録済みの商標名は、完全に一致している必要があります。

大文字と小文字などの違いはもちろん、画像商標の場合はフォントやデザインを調節しただけでも申請が通らない可能性があります。可能な限り、商標通りの申請を行いましょう。

商標やブランド名の扱いは複雑で、不安を感じる方も多いはずです。
しるしの無料相談では、登録手続きに関する疑問や不安を解消し、スムーズな申請をサポートします。
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Amazonブランド登録(Amazon brand registry)におけるよくある質問と回答

最後に、Amazonブランド登録(Amazonブランドレジストリ)に関するよくある質問と回答をご紹介します。

ブランド登録はいつからできる?

Amazonブランド登録(Amazonブランドレジストリ)には「特許庁へ商標を登録済み、あるいは保留中であること(登録商標番号を用意できること)」が求められます。

そのほかに「Amazonを○年以上利用していること」のような制限はありません。商標登録番号と商品画像さえ用意できれば、今からでも申請できます

費用はどのくらいかかる?

Amazonブランド登録(Amazonブランドレジストリ)には直接的な費用はかかりません。しかし、前提となる商標登録には、以下の費用が必要です。

【商標登録で必要な費用】

  • 出願料(商標の審査にかかる費用。通常は3,400円+区分数×8,600円)
  • 登録料(審査合格後の商標登録にかかる費用。通常は区分数×32,900円)

また、弁理士などに商標登録の代行を依頼する場合は、その依頼料(数万円〜10万円以内が相場)も求められます。

登録までにどのくらい時間がかかる?

Amazonブランド登録(Amazonブランドレジストリ)への審査にかかる時間は1~2週間程度が一般的です。どちらかといえば、前提となる商標登録にかかる時間に注意しましょう。

通常、商標登録には半年〜1年ほどの期間が必要です。これはスムーズに進んだケースであり、審査に問題があればさらに追加で時間がかかります。

早期審査と呼ばれる制度の利用条件を満たしている場合は期間を短縮できますが、それでも2ヶ月は必要です。早め早めに商標登録をしましょう。(出願中の状態でもブランド登録は可能です)

登録したブランドは後から変更できる?

残念ながら、一度Amazonに登録したブランドの情報を後から変更することはできない場合がほとんどです。登録時には情報を誤らないよう、細心の注意を払いましょう。

なお、初回の登録時に作成したブランドレジストリの管理画面から、新しいブランドの登録は可能です。

登録できなかった場合はどうすればよい?

万が一、ブランド登録申請をAmazonから断られた場合は、本記事の登録のやり方・手順を再確認してみてください。特に、以下のポイントに見落としがないことが大切です。

【Amazonのブランド登録申請の失敗時に確認したいポイント】

  • ブランドの商標は特許庁に登録済みか、もしくは出願中か
  • 登録商標名と申請ブランド名(フォントやロゴを含む)は、完全に一致しているか
  • 申請後に商標登録者宛に送信された確認コードは、ブランドレジストリに送信したか

※商標登録を弁護士等に依頼した場合には、先方へ連絡が行く可能性があるので、事前に共有しておきましょう。

どうしても登録不可の理由がわからない場合は、こちらのリンクからAmazonのブランド登録チームに問い合わせが行えます。

ここで紹介した質問以外にも、「自社の場合はどうなるのか?」「申請を進めても大丈夫か?」と不安を感じる方も多いはずです。しるしの無料相談なら、個別の状況に合わせて丁寧にサポートいたします。
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Amazonの売上アップを目指すなら運用代行・コンサルの利用がおすすめ

Amazonブランド登録を行うと、A+コンテンツやブランドストア、スポンサーブランド広告といった売上を伸ばすための機能が利用できるようになります。

ただし、これらの機能を導入したものの、「どの機能から手をつければよいのか」「効果的な活用方法がわからない」「データを分析して継続的な改善につなげられない」といった課題を抱えるブランドが数多く存在するのが現状です。

ブランド登録はゴールではなく、本格的なブランド展開のスタートラインです。その後の戦略的な運用こそが、競合との差別化と売上改善化を可能にします。

そこで頼りになるのが、Amazon運用のプロである運用代行・コンサルティング会社です。専門の運用代行やコンサルティングは、プロの視点で課題を特定し、売上を最大化する戦略の立案から実行までを一貫して支援します。

Amazon公式認定パートナーであるしるし株式会社は、豊富な支援実績が強みです。「売上が伸び悩んでいる」「次の一手を知りたい」という方は、ぜひ一度無料相談で専門家にご相談ください。
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Amazonブランド登録(Amazon brand registry)で各種機能を最大限に活用しよう

この記事では、Amazonブランド登録(Amazonブランドレジストリ)の特徴やメリット・デメリット、具体的な登録のやり方・手順、よくある質問と回答をご紹介しました。

Amazonのブランド登録には、相乗り出品に対処しやすくなる、販売情報を分析しやすくなるといったメリットがあります。

Amazonブランド登録は、知的財産の保護や相乗り出品の対策、販売データの分析など、自社のブランドを守りながら成長させるために欠かせない仕組みです。

登録を済ませることで、専用ツールの利用や広告施策の展開など、競合に差をつける大きなチャンスを得られます。

ただし、ブランド登録をしただけで売上が自動的に伸びるわけではありません。登録後にどのような施策を実行するか、日々の運用をどう最適化するかが成果を左右します。

クーポン発行や広告運用、レビュー獲得の仕組みづくりなど、やるべきことは多岐にわたり、社内のリソースだけで対応するのは難しいケースも少なくありません。

そこで効果的なのが、運用代行の活用です。専門家に任せることで、戦略立案から日々の運用改善までを一貫してサポートでき、リスクを抑えつつ売上拡大を目指せます。

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しるし株式会社は、ブランド戦略に基づいたEC運用・データ分析を強みとする運用代行会社です。

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また、しるし株式会社は、Amazonとパートナーシップを締結し、認定パートナーとしてサービスを提供しております。現在、Amazon Adsの認定パートナーAmazon DSPの公式取扱企業になっています。

Amazon Ads パートナーって?
Amazonから、Amazonの広告商品やサービスについての幅広い知識を認められた企業です。Amazonの技術文書や最新のリリース情報にアクセスできるため、業界の流行や仕様変更に乗り遅れることがありません。

Amazon Adsパートナーとは?|Amazon公式

しるしを支えるスペシャリストとAmazonとのパートナーシップをお客さまの課題解決に最大限に活用し、専門性の高いサポートで商品・ブランドがもつポテンシャルを引き出し、ショップの成長を実現いたします。

しるしの強み② EC運用をまるっとおまかせ!売上・粗利UPと工数削減の実績

EC・ネットショップの運営代行やコンサルティングでは、ひとりの担当者が運用する体制が多いですが、しるしでは、元Amazon社員や大手広告代理店、メーカー出身者などが在籍し、各領域のプロで結成されたグロースチームによるチーム体制で支援させていただきます。

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広告運用、クリエイティブ作成、SEO対策、ページ改善、レビュー管理、転売対策など、Amazon運用に精通したプロが在籍し、お客さまの課題にあわせて精度の高い施策をチームで実施できるのが強みです。

チームサポートのもうひとつの特徴は、少数精鋭であること。各分野のプロフェッショナルがスキルを最大限に発揮し集中的にサポートするため、最短で売上・粗利アップを実現いたします。

Amazon 運用代行 コンサルティング

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しるし株式会社と連携していただくと、特許を取得している「転売検知システム」と「分析ダッシュボード」が利用可能です。

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100%の精度で転売対策・防止を行うことで、値崩れや低評価を防ぎ、ブランドの価値を最大限に引き出しています。実際に転売検知システムを使用した事例として、某人気ヘアケアブランドで、800件以上の転売を防止しました。

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吉原
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吉原 香奈
Amazon専任コンサルタント

大学卒業後、大手インターネット広告代理店に入社し、デジタル広告運用の最前線で実務経験を積み、データドリブンな戦略立案と分析スキルを習得。その後、しるし株式会社に入社し、Amazon事業部にて化粧品・ヘアケア・食品・家電・医療用品など幅広いカテゴリのブランドのECモール運用を担当。2025年よりAmazonチームのマネージャーとして、戦略設計から施策の立案・実行までをリードし、ブランド価値の最大化にコミット。

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大学卒業後、大手インターネット広告代理店を経て、しるし株式会社のAmazonチームのマネージャーに就任

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