楽天BillPayとは？見方・使い方やよくある質問についても解説

楽天BillPayは、支払い方法に楽天ペイを導入している店舗が、精算の帳票を閲覧するためのツールです。請求額や入金額の明細、支払い状況などを一目で確認できます。本記事では、楽天BillPayの設定項目や見方、注意点などについて解説します。楽天ペイの決済に対応している方は、ぜひ参考にしてみてください。

楽天BillPayとは

楽天BillPayは、楽天ペイを支払い方法として利用している店舗が、精算の帳票を確認できるツールです。楽天ポイントを含む楽天ペイの決済金や、サービスクーポンの利用状況などもチェックができます。

楽天市場からの請求額や入金額、支払い状況も閲覧可能です。RMS（Rakuten Merchant Server）を利用していれば、ログインすれば簡単に各項目を確認できます。

各種帳票やデータをCSVダウンロードができるため、帳票やデータの管理をおこないたいときは、必要なデータを出力しましょう。

楽天BillPayの設定項目

楽天BillPayの設定項目は、次の6つです。

• 楽天からの振込用口座
• 精算連絡先のメールアドレス
• 精算連絡先のメールアドレス（予備用）
• パスワード
• 店舗アカウントの追加・削除依頼
• 楽天への自動振替設定口座

すべてを設定しておくことで、楽天BillPayをスムーズに利用できます。予備の精算連絡先のメールアドレスは必須ではありませんが、準備しておけば万が一のときに便利です。

楽天BillPayの見方

楽天BillPayは、次の手順で閲覧します。

1. ログインする
2. 基本情報の確認をする
3. 楽天への支払・振込状況の確認をする
4. 楽天からの請求計算額を調べる
5. 精算額や帳票類の確認をする

それぞれの手順について解説します。これから楽天BillPayに登録して利用する予定の企業・店舗担当者の方は、ぜひ事前にご確認ください。

1.ログインする

まずは、RMS（Rakuten Merchant Server）から楽天BillPayにログインします。RMSトップページ右上のプルダウンメニューから、「BillPay（Web帳票閲覧システム）」をクリックするとログイン画面が表示されます。

楽天BillPayにログインするには、企業ID（または店舗別ID）とログインパスワードの入力が必要です。企業IDは企業・店舗すべての帳票や支払い状況、店舗別IDは管理している店舗の帳票などの機能を利用するためのIDです。

いずれも、日頃から忘れないように管理をして忘れないようにしましょう。

2.基本情報の確認をする

ログインが完了したら、基本情報を確認します。振込口座や精算連絡先のメールアドレス、ログインID、パスワード、自動振替設定口座などに不備がないか、慎重に確認する必要があります。変更する情報があれば、その場ですぐに更新しましょう。

基本情報の確認・変更画面は、楽天BillPay画面右上の「基本情報確認・変更」をクリックすると表示されます。

3.楽天への支払・振込状況の確認をする

基本情報を確認・変更したら、次は楽天市場への支払い状況や振込状況を確認します。振込状況の確認画面は、楽天BillPayホーム画面の上部タブにある「楽天への支払状況」と「楽天からの振り込み状況」を選択すれば表示されます。期間ごとの入金・振込状況なども確認可能です。

支払いに関しては、間違った口座に入金されると、表示されないシステムになっています。正しい支払いのみが反映されるので、入金確認の際は注意しましょう。

「6ヶ月」「12ヶ月」「18ヶ月」の期間から選択して、必要に応じてデータをCSV形式でダウンロードできます。ただし、店舗別IDでログインをした場合には、振込履歴や状況は表示されないので注意が必要です。

4.楽天からの請求計算額を調べる

楽天BillPayでは、楽天からの請求額（相殺前）を計算できます。楽天BillPayページの上部「請求計算額の事前確認」から、相殺前の請求額を確認できます。請求額を事前に確認する機能のため、表示された画面の金額をもとに計算を行わないようにしましょう。

「帳票一括ダウンロード」をクリックすると、画面表示にある期間の情報を一括でCSV形式でダウンロードできます。最大で18ヶ月分のデータがダウンロード可能です。

5.精算額や帳票類の確認をする

楽天BillPayページの上部「精算額の確認」から、事前に楽天市場からの請求計算額と支払計算額を相殺した精算額を計算できます。請求詳細・支払明細・品目別支払計算書など、詳細が記載された帳票の確認も可能です。

各種帳票も、ほかのデータと同様に期間別にCSV（またはPDF）データでダウンロードできます。

楽天BillPayのログインにおける注意点

楽天BillPayへログインする際には、次の3点に注意しましょう。

• ID・パスワードを忘れずに管理する
• パスワード入力に失敗するとロックがかかる
• 企業ログインと店舗別ログインの違いに気をつける

それぞれの注意点について解説します。楽天BillPayの登録の際に、ぜひご覧ください。

ID・パスワードを忘れずに管理する

店舗IDや企業ID、ログインパスワードは忘れずに管理しましょう。いずれかを忘れると、楽天BillPayへのログインが不可能です。ID・ログインパスワードを管理できるツールを活用すると、いずれも管理しやすくなります。

パスワード入力に失敗するとロックがかかる

楽天BillPayのログイン画面でパスワード入力に失敗すると、ロックがかかってしまいます。何度か続けてログイン失敗すると、不正アクセスを防止するためにしばらくログインができなくなる仕組みです。

ログイン時にパスワードがわからなくなった場合は、「パスワードを忘れた場合はこちら」からパスワード再発行を行いましょう。

IDが不明な場合は、「企業ID/店舗別IDを忘れた場合はこちら」をクリックして対処します。初回登録時に送付されたメールがあれば、そちらでIDを確認しましょう。

企業ログインと店舗別ログインの違いに気をつける

企業ログインと店舗ログインには、違いがあります。企業IDでログインをすると、契約先企業の精算明細や楽天への支払・楽天からのお振込状況がわかります。店舗ごとの明細も、企業IDのログインで把握が可能です。

店舗ログインの場合は、契約している店舗別の精算明細を確認できます。それぞれのログイン方法について、違いがあることを把握しておくとIDの使い分けがしやすく便利です。

楽天BillPayに関するよくある質問

楽天BillPayに関する、よくある質問は次の通りです。

• 自動振替サービスの申し込みはどのように行いますか
• 自動振替の結果はいつわかりますか
• 精算連絡先メールアドレスは2つ用意した方がよいですか
• 店舗アカウントの追加・削除依頼はどこからできますか
• 請求明細や支払明細の確認はできますか
• 振込額を間違えたらどう対応すべきですか
• 決済手段別の売上高はどのように確認できますか

それぞれの質問と回答について、詳しく解説します。これから楽天BillPayへ登録する前に、ぜひご確認ください。

自動振替サービスの申し込みはどのように行いますか

自動振替サービスの申し込みは、現在は楽天銀行の口座のみ可能です。「基本情報確認/変更」のページから、いつでも自動振替サービスを申し込めます。申し込む際には、必ず専用の楽天銀行口座を用意しましょう。

自動振替の結果はいつわかりますか

自動振替が実施された翌営業日に、楽天BillPayの「楽天への振込状況」のページで結果を確認できます。振替結果の詳細について問い合わせる場合は、楽天市場ではなく、楽天銀行の専用窓口へ連絡しましょう。

精算連絡先メールアドレスは2つ用意した方がよいですか

精算連絡先メールアドレスは、必ずしも2つ用意する必要はありません。しかし、第一メールアドレスが何らかの事情によってアクセスできない場合に役に立ちます。可能であれば、第二メールアドレスも用意しましょう。

店舗アカウントの追加・削除依頼はどこからできますか

店舗アカウントの追加・削除依頼は、「基本情報確認/変更」画面から依頼できます。基本情報一覧画面から、「登録・変更」のページをクリックしてから行います。

店舗アカウント発行には、「追加依頼」を選択しましょう。店舗アカウントの削除依頼を出す場合も、同様に「削除依頼」を選択して依頼します。

請求明細や支払明細の確認はできますか

請求明細や支払い明細の確認は、「精算額の確認」のページから行えます。店舗別内訳書や品目別請求計算書なども、必要があればCSV形式（PDF形式）でダウンロードできます。

振込額を間違えたらどう対応すべきですか

振込額が不足してしまった場合は、差額のみ再度振込みましょう。過剰だった場合は、店舗側で組戻し手続きを行います。組戻し手数料は店舗負担になるため、事前に注意しておきましょう。

決済手段別の売上高はどのように確認できますか

決済手段別の売上高は、精算書公開日以降であれば確認できます。『トップ 画面→精算額の確認→各「各精算書発行日の下の▼」→支払い明細』をダウンロードすると、決済手段込みで明細を閲覧できます。

楽天BillPayの活用に迷ったら「しるし株式会社」へ！

楽天BillPayでスムーズな会計管理を実現しよう

楽天Bill Payは、楽天市場で出店している企業・店舗の支払い・振込状況などを確認するには欠かせないツールです。ログインパスワードや企業・店舗IDを忘れないように管理し、活用する必要があります。

楽天BillPayの利用で不明点があったら、RMSコールセンターまたはチャットボットを活用して問い合わせをしましょう。