ヤフーショッピングの手数料はどのくらい?無料範囲や6つの手数料を解説
Yahoo!(ヤフー)ショッピングへの出店を検討されている方の中には、ヤフーショッピングに支払う手数料を気にしている方もいるのではないでしょうか。ヤフーショッピングは、店舗運営に関する無料範囲が大きいため、初めて出店する方におすすめです。本記事では、ヤフーショッピングの運用時の無料範囲や6つの手数料を解説します。
Yahoo!ショッピングの売上アップや広告運用、転売対策などに悩んでいる方には、運用代行やコンサルティングの活用がおすすめです。ノウハウやリソースが不足していても、ECのプロによる代行やコンサルで、売上拡大を目指しやすくなります。
以下の記事では、Yahoo!ショッピングに精通した運用代行会社やコンサルティング会社を徹底比較していますので、依頼先の検討にぜひお役立てください!
・Yahoo!ショッピング運用代行・運営代行おすすめ20社比較!選び方も解説
・Yahoo!ショッピングコンサルおすすめ人気29社比較!選び方も解説
しるし株式会社では、Yahoo!ショッピングの売上拡大やリソース確保などをかなえるべく、運用代行やコンサルティングを提供しています。
まるっと任せられる運用代行のほか、広告運用や転売対策、各種データ分析などで、Yahoo!ショッピング運用を柔軟に支援しているのが特徴です。
- Yahoo!ショッピングでEC販売をはじめたいもののノウハウがない
- Yahoo!ショッピングに出店しているが売上が伸びない
上記のように、Yahoo!ショッピング運用に課題を感じている方はぜひ一度ご相談ください。
Yahoo!(ヤフー)ショッピングは出店に関する費用・手数料が無料
ECモールへの出店には、費用がかかると思われがちですが、Yahoo!(ヤフー)ショッピングは、一部の費用や手数料が無料です。売上金額に応じて費用が決定する成果報酬型を導入しています。
費用が無料の範囲は、以下の3つです。
- 初期費用
- 月額利用料
- 売上ロイヤリティ
費用を抑えて、はじめてECモールに出店する方におすすめです。
初期費用
Yahoo!(ヤフー)ショッピングは、ほかのECモールでは出店費用がかかることが一般的な初期費用が無料です。開設までの初期投資がかからないため、出店しやすいECモールといえます。
月額利用料
Yahoo!(ヤフー)ショッピングは毎月の利用料も無料です。固定費用は、出店時に売上が少ない店舗では大きな負担になるでしょう。ランニングコストが抑えられるため、出品者に優しいシステムといえます。
ほかのECモールでは、月額費用が発生することがあり、違いが気になっている方もいるのではないでしょうか。ヤフーショッピングとAmazon・楽天市場の月額利用料の比較は、以下の通りです。
ECモール名 | 月額利用料 |
---|---|
Yahoo!ショッピング | 無料 |
Amazon | ・大口出品プラン:4,900円/月 ・小口出品プラン:1商品あたり100円 |
楽天市場 | ・がんばれ!プラン :19,500円 ・スタンダードプラン:50,000円 ・メガショッププラン:100,000円 |
Amazonや楽天市場と比べても、月額利用料が安いため、維持費用を抑えてECモール運用できるのがうれしいポイントです。
以下の記事では、ヤフーショッピングをはじめとした大手ECモールの比較を詳しく紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。
売上ロイヤリティ
売上ロイヤリティは、売上に応じて一定割合の金額をYahoo!(ヤフー)ショッピングに支払う仕組みです。
ほかのECモールでは、売上ロイヤリティが発生しますが、ヤフーショッピングは費用が発生せずECモールの著作権や商標権を利用できます。
Yahoo!(ヤフー)ショッピング運用で発生する6つの手数料
Yahoo!(ヤフー)ショッピングでは、開店時に必要な初期費用は無料ですが、店舗運営で発生する手数料があります。
ヤフーショッピングの店舗運営では、6つの手数料が発生します。
- ストアポイント原資負担
- キャンペーン原資負担
- アフィリエイトパートナー報酬原資
- アフィリエイト手数料
- 入金サイクル手数料
- ストア決済サービス手数料
手数料の内容を理解して、価格設定や利益計算に役立てましょう。
ストアポイント原資負担
ストアポイントとは、Yahoo!(ヤフー)ショッピングの購入者に与えられるポイントです。
ストアポイント原資負担は、店舗側が支払うポイントの手数料のことです。費用は商品金額の1~15%の範囲内で自由に設定できますが、1%以上は設定しなければいけません。
ポイント付与率を高く設定しておくと、新規ユーザーの獲得や売上アップが期待できるため、予算に余裕が出てきたら、設定を上げることをおすすめします。
キャンペーン原資負担
Yahoo!(ヤフー)ショッピングでは、イベントやキャンペーンなどのプロモーションが実施されています。
ユーザーはキャンペーン開催時に商品を購入することで、通常より多くのポイントを獲得できます。
キャンペーン原資は、購入者に与えられるポイントの店舗負担分です。売上金額の1.5%と決められており、ストアポイント原資と合わせると、最低でも2.5%の手数料が発生します。
アフィリエイトパートナー報酬原資
アフィリエイトパートナー報酬は、アフィリエイトを通して商品が購入された場合に、アフィリエイトパートナーと呼ばれる紹介者に支払う手数料です。
手数料は販売価格の1~50%で設定できます。アフィリエイトを活用することで、Yahoo!(ヤフー)ショッピング以外から集客が図れます。報酬額が高いほど、アフィリエイトで紹介される可能性が高くなるでしょう。
アフィリエイト手数料
アフィリエイト手数料は、アフィリエイトの運営会社に支払う手数料です。負担率はアフィリエイトパートナー報酬原資の30%のため、報酬額によって変動します。売上金額を基準にした金額ではありません。
高い報酬を設定する場合には、手数料も考慮しましょう。アフィリエイト報酬原資と同様に、アフィリエイト経由で購入された商品にのみ費用がかかります。
入金サイクル手数料
入金サイクルとは、売上発生後から入金されるまでの期間です。入金サイクルによって手数料が異なります。
入金回数 | 入金サイクル | 手数料 |
---|---|---|
月1回 | 30日後 | 無料 |
月2回 | 15日後 | 0.1% |
月3回 | 10日後 | 0.2% |
月6回 | 5日後 | 0.4% |
入金回数は月1~6回まで設定できますが、回数が多ければその分手数料が割高になります。月1回の場合は手数料が無料のため、可能であれば月1回の設定がおすすめです。
販売開始から2ヶ月後、はじめて迎える月の初日までは入金サイクルの変更ができないため、注意しましょう。
ストア決済サービス手数料
ストア決済サービス手数料とは、決済方法によって商品の購入代金が支払われる際の手数料です。決済方法によって手数料が異なるため、商品やサービスにあった方法を選びましょう。
それぞれの決済方法と手数料は、以下の通りです。
決済方法 | 手数料(決済金額の割合) |
---|---|
PayPay残高払い | 3.0% |
PayPayカード決済 | 3.0% |
クレジットカード決済 | 3.24% |
PayPayあと払い | 3.0% |
ゆっくり払い | 3.24% |
モバイル支払い(キャリア決済) | 4.48% |
コンビニ決済 | 1件につき150円~300円 |
銀行振込決済(ペイジー) | 1件につき150円~300円 |
Yahoo!(ヤフー)ショッピングでは、PayPay残高払いやクレジットカード、PayPayあと払いの導入が必須です。その他の決済方法は任意ですが、購入層にあわせて支払い方法を検討しましょう。
Yahoo!(ヤフー)ショッピングの手数料目安を把握できる「月額費用シミュレーション」
Yahoo!(ヤフー)ショッピングの公式サイトでは、月商に応じて手数料を把握できる月額費用シミュレーションを用意しています。月々の費用を計算できますが、実際の費用と異なる場合もあります。
個別手数料の料率やアフィリエイト利率は、仮の利率を用いてシミュレーションされるため、差異が生まれる可能性が高いです。月商を想定し、手数料の目安として参考程度に利用しましょう。
Yahoo!(ヤフー)ショッピングで手数料・費用がかかる有料オプション
Yahoo!(ヤフー)ショッピングでは、店舗の売上を効果的に上げるための有料オプションが用意されています。
3つの有料オプションを紹介します。
- Yahoo!ショッピング広告
- B-Space
- Yahoo!JAPANコマースパートナーマーケットプレイス
オプションの特徴を理解し、店舗運営や商品にあった方法を選びましょう。
Yahoo!ショッピング広告
売上を効率的に拡大するには、Yahoo!(ヤフー)ショッピング広告の導入が必要です。
Yahoo!ショッピング広告には、以下の4種類があります。
広告の種類 | 特徴 |
---|---|
バナー・テキスト広告(ディスプレイ広告) | ・Yahoo!ショッピングのトップページや検索結果、総合ランキングに掲載される広告 ・目立つ箇所に掲載されるため、高い集客力を発揮する ・季節に関係なく商品やショップの認知度を高めるための通常広告、お中元やお歳暮など季節性が高い商品を出品する際に効果が高い販促広告の2種類が用意されている |
アイテムマッチ広告 | ・Yahoo!ショッピング内のリスティング広告 ・ユーザーが商品を検索する際に、検索結果の上部や任意の場所に関連商品として表示される ・最低入札単価が10円から出稿できるため、低予算で広告運用がはじめられる |
ソリューションパッケージ広告 | ・Googleの検索結果ページやYahoo!Japanのトップページに配信できる広告 ・Yahoo!ショッピングの外部サイトに広告を出稿できるため、新規ユーザー獲得に効果的 ・リターゲティング広告も配信できる |
PRオプション | ・広告料率にあわせて表示位置が変わる広告 ・検索結果やカテゴリーリスト、季節商品の促進ページの目立つ場所に掲載される |
Yahoo!プロモーション広告 | ・Yahoo! JAPANや、LINEヤフー株式会社と提携したパートナー、広告配信サービスを経由してメディアに配信される広告 ・検索広告は、検索キーワードに関連した商品を検索結果の目立つ位置に掲載できる ・ディスプレイ広告は、バナー・テキスト・動画など広告の種類が豊富で、クリック率やコンバージョン数獲得に効果がある |
それぞれの広告方法は、掲載箇所やクリック単価も異なるため、目的に応じて費用を抑えながら集客につなげましょう。
B-Space
B-Spaceは、Yahoo!(ヤフー)ショッピングのストアページを改善するツールです。動く商品棚やキャンペーンバナーを配置して、繁盛店のにぎわい感を打ち出し、ユーザーの購買意欲を訴求します。
他店舗の商品情報の比較や検索順位が確認できるツールも用意されているため、売上の改善施策を考える際に役立ちます。
デザイン性や機能性が高い店舗デザインの作成も可能なため、デザインにこだわりたい方や、他店舗と差別化を図りたい方におすすめです。
Yahoo!JAPANコマースパートナーマーケットプレイス
Yahoo!JAPANコマースパートナーマーケットプレイスは、ストアの構築や運用などをサポートするパートナーを探せるプラットフォームです。
広告運用代行やコンサルティングなど、さまざまな分野に精通したコマースパートナーを探すことができるので、売上が停滞している店舗は活用するとよいでしょう。
コマースパートナーに依頼すれば、ヤフーショッピング運用に関する専門知識やリソースがなくても、プロの支援を受けられるのがメリットです。一方、デメリットとして社内に運用ノウハウが蓄積しにくいため、将来的に社内運用を目指す店舗では、段階的に内製化することも検討しましょう。
Yahoo!(ヤフー)ショッピングとほかのECモールの手数料比較
Yahoo!(ヤフー)ショッピングは、他のECモールと比べて手数料は安いのでしょうか。
Yahoo!ショッピング、Amazon、楽天市場、Qoo10の出品手数料は、以下の通りです。
ECモール名 | Yahoo!ショッピング | Amazon | 楽天市場 | Qoo10 |
---|---|---|---|---|
初期費用 | 無料 | 無料 | 60,000円 | 無料 |
月額利用料 | 無料 | ・大口出品プラン 4,900円/月 ・小口出品プラン 1商品あたり100円 | ・がんばれ!プラン 19,500円 ・スタンダードプラン 50,000円 ・メガショッププラン 100,000円 | 無料 |
各種手数料 | ・ストアポイント原資負担 1~15% ・キャンペーン原資負担 1.5% ・アフィリエイトパートナー報酬 1~50% ・アフィリエイト手数料 アフィリエイトパートナー報酬の30% ・ストア決済サービス手数料 決済方法によって異なる | ・販売手数料 商品カテゴリによって異なる ・配送料 配送方法やサイズによって異なる ・大量出品手数料 商品あたり0.05円の月額手数料 ※200万件までは免除 ・返金処理手数料 500円または販売手数料の10%の金額が小さい方 | ・システム手数料 プランによって異なる ・楽天ポイント 楽天会員の購入代金(税抜)×付与率(通常1.0%) ・楽天スーパーアフィリエイト アフィリエイト経由売上の2.6~5.2% ・モールにおける取引の安全性・利便性向上のためのシステム利用料 月間売上高の0.1% ・R-Messe 3,000円~/月 ・楽天ペイ利用料 月間決済高の2.5%~3.5% | ・販売手数料 商品カテゴリーによって異なる。6~10%で設定 ・追加手数料 予約注文の場合 2%、Qoo10での銀行口座登録が日本国外の場合、または商品出荷地が日本国外の場合 2%、Qoo10サイト以外の外部広告、や最安値コーナー経由の売上の場合 1% ・振り込み手数料 売上金額や販売個数にかかわらず、一律150円 |
ヤフーショッピングは、ほかのECモールと比べて販売手数料が無料のため、出店して間もない店舗でも運用しやすいECモールといえます。
Yahoo!(ヤフー)ショッピングに手数料を押さえたうえで出店しよう
Yahoo!(ヤフー)ショッピングは、ほかのECモールと比べて費用を抑えて出店できるのが特徴です。
一部手数料は発生しますが、初期費用や月額利用料がかからないため、コストを抑えたい方や店舗を開設したばかりの方におすすめです。
商品の販路拡大を目指す方は、費用の無料範囲と有料範囲を把握したうえで、ヤフーショッピングに出店しましょう。
しるし株式会社では、Yahoo!ショッピングの売上拡大やリソース確保などをかなえるべく、運用代行やコンサルティングを提供しています。
まるっと任せられる運用代行のほか、広告運用や転売対策、各種データ分析などで、Yahoo!ショッピング運用を柔軟に支援しているのが特徴です。
- Yahoo!ショッピングでEC販売をはじめたいもののノウハウがない
- Yahoo!ショッピングに出店しているが売上が伸びない
上記のように、Yahoo!ショッピング運用に課題を感じている方はぜひ一度ご相談ください。