Amazonのクーポン発行方法|手順や活用のメリット・デメリットも解説

Amazonでの出品における鍵は、検索結果の上位に表示されることですが、商品の購買率も重要なポイントです。

購買率の改善に活用したいのが「クーポン」で、多くの出品者が売上やブランド認知度の向上を目的としてクーポンを発行しています。

この記事では、Amazonにおけるクーポンの発行方法やメリット・デメリット、クーポン発行が効果的な商品について解説します。

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目次

Amazonのクーポン(クーポンプログラム)とは?

Amazonのクーポン(クーポンプログラム)とは、出品者が独自に自社商品の割引を行うためのサービスです。クーポンを活用すると、ユーザーは購入時に商品価格から「◯◯%OFF」や「◯◯円OFF」といった割引を受けられます。

クーポンによって購入のハードルを下げることで、ユーザーが購入を検討する際の後押しとなります。適切にクーポンを活用することで、売上向上や新規顧客獲得が期待できます。

クーポン発行の資格要件

Amazonでクーポンを発行するには、以下の条件を満たしている必要があります。

  • 出品プランで「大口出品」を選択していること
  • 出品者評価がない、または3.5以上の出品者評価を維持していること
  • Amazon上での商品販売経験が少なくとも14日あること

クーポンを活用する前に、上記の条件を満たしているか確認しましょう。

出品者評価は、セラーセントラルの「パフォーマンス」から「評価管理」を表示すると確認できます。

大口出品に関しては、こちらの記事で詳しくまとめています。あわせて参考にしてください。

クーポンを発行できる商品の範囲

クーポンはすべての商品に発行できるわけではなく、発行できる商品が限られています。

以下は、Amazonでクーポンを発行できる商品の条件をまとめたものです。

  • 商品が新品であること
  • 出品者からの出荷、FBA出荷、あるいはマケプレプライム商品であること
  • レビューの件数が0であること
  • レビュー件数が1〜4件の場合、その平均評価が2.5点以上であること
  • レビューが5件を超える場合、その平均評価が3.0点以上であること
  • 商品ページには不快感や嫌悪を引き起こす内容が存在しないこと

特に、レビューに関しては、獲得しているレビュー数によって条件が異なるため、条件を確認しながら利用を検討してください。

Amazonでクーポンを活用するメリット・デメリット

続いて、Amazonの出品者向けに、クーポンを活用するメリット・デメリットを解説します。

クーポン活用のメリット

Amazonでクーポンを活用するメリットは、以下の通りです。

  • ユーザーの流入数アップを期待できる
  • 短期的・長期的な売上アップが期待できる

ユーザーの流入数アップを期待できる

クーポンを発行すると、商品の検索結果に緑色のクーポンマークが表示されます。他の商品よりも目立つため差別化を実現でき、クリックの誘導に繋がりやすくなります

短期的・長期的な売上アップが期待できる

クーポンには、割引率や割引額も表示されるため、ユーザーはひと目でどれだけお得なのかを理解できるでしょう。また、クーポンは配布されている期間が限られている印象があるので、次の機会ではなく”今”購入する理由にもなります。

Amazon SEOのアルゴリズム上、直近で売れている商品は検索上位に表示される仕組みとなっているため、クーポンによって売上が増えれば検索結果においても上位表示される可能性が高くなります。

また、Amazonにはクーポン付き商品だけが表示される専用ページがあり、クーポンを発行した商品は通常の検索結果以外の場所でもユーザーに表示される可能性があります。

つまり、クーポンによって短期的に売上を伸ばすことができれば、SEO効果によって長期的な売上アップにも繋げることができます。

クーポン活用のデメリット

Amazonでのクーポン発行は、以下のようなデメリットもあります。

  • 利益率が減少する
  • クーポン発行には費用がかかる

利益率が減少する

クーポンを利用する際のデメリットの一つが、利益率の減少です。

商品を割引価格で提供すると、短期的には売上が増加する可能性がありますが、同時に商品1点あたりの収益は減少します。

売上が増えても総収益が低くなるリスクに注意が必要です。

総収益がマイナスとなる場合もあるため、クーポンの発行数や割引率は慎重に検討する必要があります

クーポン発行には費用がかかる

ユーザーがクーポンを利用して購入するごとに1枚あたり60円の引換手数料がかかります。

例えば、50枚分のクーポンが利用された場合は、「1枚60円×50枚=3,000円」の追加コストが必要です。

そのため、クーポンを発行する際は、引換手数料分を考慮し、コストと収益のバランスを計算する必要があります。

Amazonでのクーポン発行方法

続いて、Amazonでクーポンを発行する方法をご紹介します。クーポン発行の手順は以下の通りです。

  1. 対象となる商品を選択する
  2. スケジュールを設定する
  3. 割引を設定する
  4. 予算を設定する
  5. クーポン名を入力する
  6. ターゲットを設定する

1.対象となる商品を選択する

まずは、Amazonセラーセントラルにログインし、「広告」→「クーポン」の順にクリックします。そして、クーポンページにて画面右上にある「新しいクーポンを作成」をクリックしてください。

次に、「対象となる商品」と表示されますので、クーポンを発行する商品の「ASIN」を入力します。ASINとは、Amazonが商品を識別するために使用する10桁の英数字コードです。

対象となる商品が表示されたらチェックを入れ、「次へ」をクリックしてください。

クーポンの発行は、最大50個まで可能です。

2.スケジュールを設定する

続いて、クーポンの詳細設定画面が表示されますので、スケジュールを設定します。

クーポンは最短2日〜90日の間で設定できるので、クーポンを発行する期間を設定しましょう。クーポン発行後でもスケジュールの変更は可能です。

ただし、クーポン申請には審査が必要となります。審査には最大で6時間を要するため、クーポン発行の際は、審査時間を考慮し申請を行いましょう。

3.割引を設定する

次に、クーポンの割引を設定します。

割引の設定は、以下3つの項目を入力します。

  • 割引単位
  • 割引率(額)
  • 利用制限

割引単位は「円」または「%」から選び、割引率(額)で具体的な数値を指定します。

ただし、商品の割引率(額)は、5%以上50%以下の範囲で設定しなければなりません。

利用制限は、特別な理由がない限り、1人が何度でも使用できるよう設定するのがおすすめです。1人のユーザーが複数回購入する場合であっても、売上額に変動はなく、リピート購入のチャンスが高まります。

4.予算を設定する

クーポンを発行する際の予算は、最低10,000円から設定可能です。

予算の設定は、クーポンの割引額と引換手数料の合計額(「割引手数料 + 引換手数料(1枚60円)」)を入力します。

たとえば、100円割引のクーポンを100枚発行する場合、以下のようになります。

  • クーポンの割引額「100円 × 100枚 = 10,000円」
  • 引換手数料「1枚60円 × 100枚 = 6,000円」

10,000円と6,000円の合計額、16,000円がクーポンの予算額となります。

5.クーポン名を入力する

クーポン名を設定します。

クーポン名は100文字以内で設定するのがおすすめです。自身で識別しやすい名称をつけると、管理がしやすくなります。

ただし、以下のようなワードの使用は禁止ですので注意してください。

  • Amazonの特定イベントに関連するワード(プライムデーなど)
  • 不快感を与えるワード
  • 割引率を示す数字

6.ターゲットを設定する

最後に、クーポンを利用する対象ユーザーを設定します。

選択可能な項目は、以下の2つです。

  • すべての購入者
  • Amazonプライム会員

より多くのユーザーを対象とするために、特別な理由がなければ「すべての購入者」を選択するのがおすすめです。

選択できたら「送信」をクリックし、クーポン発行手続きは完了です。

Amazonでクーポン発行におすすめな商品

最後に、Amazonでクーポンを発行する際におすすめの商品をご紹介します。クーポン発行に向いている商品の特徴は、以下の4つです。

  • 閲覧数は多いがあまり購入に繋がっていない商品
  • 売れ筋商品
  • 新たにリリースされた商品
  • お試し商品

閲覧数は多いがあまり購入に繋がっていない商品

商品ページの閲覧数が多いのはユーザーの関心の高さを示していますが、購入までに至っていない場合、決め手に欠けている可能性が高いです。

クーポンの提供は、購入のハードルを下げ、購入意欲を刺激する手段として効果を発揮します。商品価格の割引によって、ユーザーが購入に踏み切りやすくなるでしょう。

売れ筋商品

すでに人気の売れ筋商品にクーポンを適用すると、さらに販売を拡大するチャンスが広がります。

通常価格で人気の商品が特別価格で購入できるのは、ユーザーにとって魅力的で、購入を決断するきっかけにつながるでしょう。

新たにリリースされた商品

市場での認知が低く、レビューも少ないまたは存在しない新商品では、クーポンの活用は購入のハードルを効果的に下げ、販売数を増加させる効果的な手段となります。

効果的に購入が増えれば、早期のレビュー獲得やフィードバック収集にもつながります

お試し商品

お試し商品を販売する際にも、クーポンは効果的です。

新商品や高価格帯の商品は、ユーザーにとって購入のハードルが高いですが、クーポンによって商品のお試しを促進できます

商品に満足すればお試しから本品への引き上げの可能性も上がり、効果的な販売戦略となるでしょう。

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まとめ

Amazonでのクーポン(クーポンプログラム)発行は、ユーザーに対して購入時に商品価格から「◯◯%OFF」や「◯◯円OFF」といった割引を提供できます。

Amazonでクーポンを発行するには、以下の条件を満たしている必要があります。

  • 出品プランで「大口出品」を選択していること
  • 出品者評価がない、または3.5以上の出品者評価を維持していること
  • Amazon上での商品販売経験が少なくとも14日あること

Amazonでクーポンを活用するメリットは、以下の通りです。

  • ユーザーの流入数アップを期待できる
  • 短期的・長期的な売上アップが期待できる

一方で、デメリットは以下の通りです。

  • 利益率が減少する
  • クーポン発行には費用がかかる

適切にクーポンを活用することで、売上向上や顧客獲得を期待できる一方、注意点もあるので、クーポンの特性を理解し戦略的に取り入れることが重要です。

この記事では、クーポン発行の手順からクーポン活用におすすめの商品もご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

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この記事を書いた人

長井秀興のアバター 長井秀興 しるし代表取締役

東京大学大学院卒業後、新卒でP&G Japanのマーケティング部に入社。ファブリーズのブランドマネジメント、ブランドマーケティングを経験。その後、HR系スタートアップで事業責任者やヘアケアのブランドマネージャーを経て、独立。ブランドマネージャーの経験から、ブランドが届けたい購買体験が消費者に届くよう変革する必要があると感じ、起業。

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