ヤフーショッピングに出店するメリットは?デメリットや他モールとの比較も
ECモールへの出店先を考えている方の中には、Yahoo!(ヤフー)ショッピングを検討しており、メリットを知りたい方もいるのではないでしょうか。ヤフーショッピングには、グループ会社の顧客基盤や出店費用の手軽さなど、多くのメリットがあります。本記事では、ヤフーショッピングへ出店するメリット・デメリットやほかのECモールとの違いを解説します。
Yahoo!ショッピングの売上アップや広告運用、転売対策などに悩んでいる方には、運用代行やコンサルティングの活用がおすすめです。ノウハウやリソースが不足していても、ECのプロによる代行やコンサルで、売上拡大を目指しやすくなります。
以下の記事では、Yahoo!ショッピングに精通した運用代行会社やコンサルティング会社を徹底比較していますので、依頼先の検討にぜひお役立てください!
・Yahoo!ショッピング運用代行・運営代行おすすめ20社比較!選び方も解説
・Yahoo!ショッピングコンサルおすすめ人気29社比較!選び方も解説
しるし株式会社では、Yahoo!ショッピングの売上拡大やリソース確保などをかなえるべく、運用代行やコンサルティングを提供しています。
まるっと任せられる運用代行のほか、広告運用や転売対策、各種データ分析などで、Yahoo!ショッピング運用を柔軟に支援しているのが特徴です。
- Yahoo!ショッピングでEC販売をはじめたいもののノウハウがない
- Yahoo!ショッピングに出店しているが売上が伸びない
上記のように、Yahoo!ショッピング運用に課題を感じている方はぜひ一度ご相談ください。
Yahoo!(ヤフー)ショッピングに出店する7つのメリット
Yahoo!(ヤフー)ショッピングに出店するメリットは、以下の7つです。
- LINEやPayPayなどグループ会社による集客力がある
- 関連ページからの流入が見込める
- 初期費用・月額利用料・売上ロイヤルティがかからない
- 広告機能を活用できる
- 自社ECサイトへの外部リンクを設置できる
- サポート機能が充実している
- Amazonや楽天市場に比べて売上拡大のチャンスが大きい
ほかのECモールと異なるシステムが、Yahoo!ショッピングには多数あります。メリットをひとつずつ理解して、出店の検討に役立てましょう。
LINEやPayPayなどグループ会社による集客力がある
Yahoo!(ヤフー)ショッピングは、LINEヤフー株式会社が運営するECモールで、LINEやPayPayなどグループ会社からの集客力があるのがメリットです。
LINEの月間利用者数は9,700万人、Yahoo!JAPANの月間利用者数は5,500万人、PayPayの登録ユーザーは6,300万人となっており、グループ会社のユーザーに対してリーチできる点で、Yahoo!ショッピングには高い集客力があるといえます。EC運用においては集客が非常に重要ですが、Yahoo!ショッピングに出店すれば、オープン当初からユーザーの利用を期待できるでしょう。
関連ページからの流入が見込める
Yahoo!JAPANのトップページには毎日多くのアクセスがあり、設置されたYahoo!ショッピングのリンク経由で流入を期待できます。
トップページに広告を出稿しようとすると、高額な費用がかかりますが、関連サービスであるYahoo!(ヤフー)ショッピングを利用すれば、コストをかけることなく、集客できる環境が整っているのが特徴です。
初期費用・月額利用料・売上ロイヤルティがかからない
Yahoo!(ヤフー)ショッピングへの出店には、初期費用・月額利用料・売上ロイヤリティはかかりません。開店資金の少ない事業者でも、コストを押さえて出店できる点がメリットです。
ただし、売上によって手数料がかかる点には注意が必要です。アフィリエイトやストア決済など、手数料にはいくつかの種類があります。公式サイトのシミュレーションツールを利用し、推定の月商(税込)から手数料や原資負担の計算をしておきましょう。
広告機能を活用できる
Yahoo!(ヤフー)ショッピングでは、広告機能を活用できます。トップページやランキングページなどに掲載される「バナー・テキスト広告」や、検索結果ページに掲載される「アイテムマッチ」など、広告の種類によって掲載場所はさまざまです。
ソリューションパッケージという広告を利用すれば、Google検索結果ページやYahoo!JAPANトップページなど、ヤフーショッピング外にも出稿できます。
ヤフーショッピングの広告の種類や選び方は、以下の記事で解説しているので、集客に活用したい方はぜひ参考にしてみてください。
自社ECサイトへの外部リンクを設置できる
Yahoo!(ヤフー)ショッピングの店舗ページでは、外部リンクを設置できます。リンクの設置は、審査なしで可能です。
複数のECサイトを展開している場合、リンクを設置することでユーザーを効果的に誘導でき、新規顧客の獲得やリピーターの育成につなげられます。
Amazonや楽天市場では外部リンクの設置は基本的にできないため、Yahoo!ショッピングで外部リンクを設置して自社ECサイトの集客力を高めましょう。
サポート機能が充実している
Yahoo!(ヤフー)ショッピングは、はじめて出店する店舗でも安心して運用できるように、サポート体制が充実しています。出店準備や申し込み内容、出店後の運用方法について、さまざまな相談が可能です。メールや電話で、ヘルプデスクのスタッフが真摯に悩みに対応してくれます。
それ以外にも、ストアの売上を一括で管理できるシステムや、売上の統計・分析が細かくできる便利なツールも利用可能です。販売戦略を支援するためのレポートも確認できるため、Yahoo!ショッピングでの店舗運営のモニタリングや改善に役立てられます。
ECモールへの出店がはじめての場合は、サポート機能をフル活用してスムーズな運用と売上アップにつなげましょう。
Amazonや楽天市場に比べて売上拡大のチャンスが大きい
Yahoo!(ヤフー)ショッピングは、Amazonや楽天市場に比べて売上拡大のチャンスが大きいといえます。
ECモール運用において、Amazonと楽天市場の優先度が高く、ヤフーショッピングはまだまだ注力している事業者が少ない傾向があります。その点で、Amazonや楽天市場に比べて競合が少ない市場と考えられるため、広告運用や商品ページの最適化などの取り組み次第では、シェアを獲得できる可能性があるでしょう。
とはいえ、Amazonと楽天市場との併用ももちろんユーザーとの接点を増やす効果があるため、ヤフーショッピングだけにこだわらず、幅広いプラットフォームでの販売を検討するのがおすすめです。
Yahoo!(ヤフー)ショッピングに出店する3つのデメリット
Yahoo!(ヤフー)ショッピングに出店するには、以下のようなデメリットが伴います。
- 出店店舗数が多く競争が激しい
- 露出を高めるためにはコストがかかる
- 売上に応じた手数料が発生する
出店に費用はかかりませんが、ヤフーショッピングで店舗を運営し売上をたかめていくのは簡単ではありません。メリットとデメリットを理解して、出店するかどうかを慎重に考えましょう。
出店店舗数が多く競争が激しい
Yahoo!(ヤフー)ショッピングへの出店は費用がかからないことからハードルが比較的低い分、店舗数が多く競争が激しいのが特徴です。同じ商品ジャンルのお店の中でも、売上ランキングの上位に入るのは簡単ではありません。
売上を高めるには、競合他社よりも自社を見つけてもらえるように、露出を増やす取り組みが必要です。ヤフーショッピングで利用できる広告を活用し、トップページや検索結果ページなどに商品を掲載できると、自社の存在をユーザーに認知できます。
また、似ている商材と差別化するためには、商品ページの作りこみが欠かせません。ガイドラインを押さえつつ、商品画像や商品説明などで独自性を表現し、自社ならではの強みをアピールしましょう。
露出を高めるためにはコストがかかる
Yahoo!(ヤフー)ショッピングで露出を増やすためには、広告を出稿する必要がありますが、一定のコストがかかります。クリック単価や成果報酬などで費用が発生するので、、広告に対するアクションがあるほどコストが高くなる点に注意が必要です。
できるだけ広告費用を抑えながらプロモーションするには、FacebookやInstagramなどのSNSを活用したり、アメブロなどのブログ活用が必要です。余力があれば、YoutubeやTikTokなどで動画宣伝を行うと、幅広いチャネルからヤフーショッピングへの集客が期待できます。
売上に応じた手数料が発生する
Yahoo!(ヤフー)ショッピングは成果報酬型のため、売上に応じて手数料が発生します。ストアポイント原資負担・キャンペーン原資負担・アフィリエイトパートナー報酬など、成果に応じて費用がかかる仕組みです。
ヤフーショッピング公式サイトでは、月額費用シミュレーションが利用可能です。あらかじめ、月々の金額負担について調べておきましょう。
Yahoo!(ヤフー)ショッピングへ出店する方法・手順
Yahoo!(ヤフー)ショッピングに出店するには、次の手順で進めていきます。
- フォームより必要情報を入力する(15分~20分)
- 契約審査の審査結果を通知する(2週間前後)※商材によっては時間がかかります
- 開店準備をする(約3週間)
- 開店審査を受ける(約2~5営業日)※商材によっては時間がかかります
書類や情報を準備する際は、最後に内容に不備がないか確認しましょう。
ヤフーショッピングへの出店方法や流れについては、以下の記事で詳しく解説しています。これから出店する方は、ぜひ参考にしてみてください。
Yahoo!(ヤフー)ショッピングとAmazon・楽天市場との違い
Yahoo!(ヤフー)ショッピング以外にも、Amazonや楽天市場などのECモールがあり、違いが気になっている方もいるのではないでしょうか。
ヤフーショッピングとAmazon・楽天市場の主な違いは、以下の通りです。
ECモール名 | Amazon(アマゾン) | 楽天市場 | Yahoo!(ヤフー)ショッピング |
---|---|---|---|
ユーザー数 | 4,729万人 | 5,104万人 | 2,288万人 |
ユーザーの属性 | ・35~49歳がもっとも多い ・男性の割合がやや多い | ・35~49歳がもっとも多い ・女性の割合がやや多い | ・35~49歳がもっとも多い ・男女の割合はほとんど同じ |
売上高 | 3兆1958億7600万円 | 1兆9278億7800万円 ※グループサービスを含む | 1兆6946億円 ※グループサービスを含む |
出店形態 | マーケットプレイス型 | テナント型 | テナント型 |
出店数 | 約30万店舗 | 約57,000店舗 | 約120万店舗 |
配送代行サービス | FBA(フルフィルメント by Amazon) | RSL(楽天スーパーロジスティクス) | なし |
サポート体制 | ・ECコンサルタント ・オンラインセミナー ・Amazon出品大学 ・FAQ | ・ECコンサルタント ・楽天大学 | ・コールセンター ・メール相談 |
ユーザー数は楽天市場、Amazonに比べると少ないものの、出店数はヤフーショッピングが圧倒的に多いのが特徴です。
ユーザーに対する出店数が多いため、必然的に競争は激しくなるでしょう。Amazonや楽天市場よりも他社との差別化に力を入れる必要があるので、運用面の工夫が欠かせません。
Amazonと楽天市場との違いを詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
また、自社でのヤフーショッピング運用が難しい場合は、運用代行やコンサルティングを利用するのがおすすめです。以下の記事では、ヤフーショッピング運用を支援する運用代行会社やコンサルティング会社を紹介しているので、外注を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
Yahoo!(ヤフー)ショッピングの出店メリットを最大限に生かそう
Yahoo!(ヤフー)ショッピングの出店メリットは、出店の費用がかからない点や、グループ会社の顧客基盤を生かした集客ができる点などです。広告や外部リンクなどを活用することで、ヤフーショッピング内はもちろん、自社ECサイトの集客も実現できます。
一方で、出店数が多いことから競争が激しいため、売上・利益を生み出すためには戦略的な運用が重要です。広告運用や商品ページの最適化などに力を入れて、出店メリットを最大限に生かし、ヤフーショッピングでEC事業を成功させましょう。
しるし株式会社では、Yahoo!ショッピングの売上拡大やリソース確保などをかなえるべく、運用代行やコンサルティングを提供しています。
まるっと任せられる運用代行のほか、広告運用や転売対策、各種データ分析などで、Yahoo!ショッピング運用を柔軟に支援しているのが特徴です。
- Yahoo!ショッピングでEC販売をはじめたいもののノウハウがない
- Yahoo!ショッピングに出店しているが売上が伸びない
上記のように、Yahoo!ショッピング運用に課題を感じている方はぜひ一度ご相談ください。