Amazonが代金引換(代引き)を廃止!出品者への影響と販売戦略の見直し


吉原 香奈
Amazon専任コンサルタント
大学卒業後、大手インターネット広告代理店に入社し、デジタル広告運用の最前線で実務経験を積み、データドリブンな戦略立案と分析スキルを習得。その後、しるし株式会社に入社し、Amazon事業部にて化粧品・ヘアケア・食品・家電・医療用品など幅広いカテゴリのブランドのECモール運用を担当。2025年よりAmazonチームのマネージャーとして、戦略設計から施策の立案・実行までをリードし、ブランド価値の最大化にコミット。

監修者
吉原 香奈
Amazon専任コンサルタント
大学卒業後、大手インターネット広告代理店を経て、しるし株式会社のAmazonチームのマネージャーに就任
2024年6月6日、Amazonは決済方法から「代金引換」を正式に廃止しました。この変更は購入者と出品者双方の体験向上を目指したサービス見直しの一環とされています。
しかし、現金派の顧客が頼りにしていた支払い手段が使えなくなることは、出品者にとって無視できない変化です。そのため、顧客の購買行動や売上にも影響が及ぶ可能性があります。
販売戦略の見直しが今後不可欠になる中、今回の背景や影響を正しく理解しておきましょう。
廃止の背景を理解したうえで、今後のAmazon販売を伸ばす方法も整理しておくと安心です。「Amazon売上アップ施策8選」にまとめていますので、ぜひあわせてご覧ください。
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Amazonの代引きが廃止になった背景とは
2024年6月6日以降、Amazonでは商品購入時に「代金引換」(代引き)での支払いができなくなりました。
この方針転換は、Amazonのセラーフォーラム(出品者向け掲示板)において公式に発表されたものです。購入者と販売事業者の体験向上を目的としたサービス見直しの一環と位置付けられています。
要するに、長年提供されてきた代引きサービスがAmazon全体で終了したということです。
出品者側で特別な設定対応は不要ですが、ストア説明や商品ページに「代引きOK」等の記載が残っていないかは必ず点検しましょう。
では、なぜ代引きが廃止されたのでしょうか。その理由を見てきましょう。
- 増加していた送り付け詐欺や悪質ないたずら注文への対策
代引きは「注文時に支払いが発生しない」ため悪用されやすく、廃止により不正被害の抑止が期待されます。 実際、SNS等では「詐欺対策になるので賛成」という声も多く上がりました。
- 日本全体のキャッシュレス化の流れ
近年、クレジットカードや電子マネー、スマホ決済の普及が進み、ネット通販においても現金払いに頼らない購入者が増えてきました。
また、Amazonで代引きを利用すると商品1点につき330円(税込)の手数料が発生していたため、ユーザーにとっても必ずしもメリットが大きいとは言えませんでした。
こうした状況を踏まえ、Amazonは「十分な代替手段が整った今、もはや代引きを維持する必要性は低い」と判断したのでしょう。
さらに、配送現場の効率化も理由のひとつです。代引きを廃止すれば配達員が現金を扱う手間が省け、再配達や受取拒否への対応も減ります。
今回の代引き廃止も、Amazonが進める販売環境の変化の一つです。こうした流れを踏まえて売上を伸ばす方法は『Amazon売上アップ施策8選』にまとめていますので、ご覧ください。
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出品者にとってのプラスとマイナス
代引きの廃止は、出品者にとってプラス面(メリット)とマイナス面(デメリット)の両方をもたらします。ここでは、それらの影響を整理し、売上への影響を最小限に抑えるためのポイントを考察します。
代引き廃止によるメリット
発送前に決済が完了するため、いたずら注文や受取拒否による損害が抑えられ、真に購入意思のある注文に集中できます。特に生鮮品や賞味期限のある商材では、返品・再販が難しいためリスク低減効果が大きくなります。
代引き関連の現金取扱いや清算等の事務負担も削減され、運営がシンプルになります。 さらに、購入者視点でも代引き手数料(330円/件)がなくなることで、カート放棄の一因が解消される可能性があります。
代引き廃止によるデメリット
一方で、支払い手段の選択肢が減ることで、現金派やカードを持たない層の離脱リスクが高まります。
初回取引や高額商品の購入では「届くまで現金を払いたくない」という心理が働きやすく、先払いのみだと購入をためらうケースも生じます。
施行が急だったため、一時的に売上が落ち込む事例もあり得ますが、出品者側の工夫次第でこうした影響を和らげることは十分可能でしょう。
こうした急な施行による売上の落ち込みを防ぐためにも、あらかじめ売上アップの方法を押さえておくことが大切です。
「Amazon売上アップ施策8選」にまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
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購入者の反応と行動の変化
普段からカードや電子マネーで支払っていたユーザーには影響が限定的で、肯定的な受け止めも少なくありません。一方、現金主義のユーザーからは「不便になった」という声もあり、他モールや実店舗に移る例も想定されます。
ただし、多くの購入者は何らかの代替策を見つけてAmazonでの買い物を続けていると考えられます。代表的な行動は次のとおりです。
- コンビニ払いにシフト(注文後に店舗で現金決済)
- Amazonギフト券を現金購入してチャージ(カード不要で先払い)
- デビットカード/プリペイドカードの活用(即時引落しで心理的負担を軽減)
- あと払いサービス(例:Paidy)の利用(受取後に支払える取引が一部可能)
このように、購入者側でもさまざまな工夫で対応しているのが現状です。出品者としては、こうした代替手段を把握しておけば、顧客から質問があった際にも的確に案内することができます。
購入者の行動変化に不安を感じる方も多いかもしれません。そんなときは、売上を伸ばすための他の施策を知っておくと安心です。
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代替支払い手段のおさらい
代引きは廃止されましたが、Amazonには他にもさまざまな支払い方法が用意されています。ここでは、大きく2つのカテゴリーに分けて整理してみましょう。
クレジットカードや電子マネーなどのキャッシュレス決済方法と、コンビニ払いやATM払いなど現金を使った代替手段です。
クレジットカード・電子マネーなどの決済方法
まずはキャッシュレス決済の代表例であるクレジットカードについてです。クレジットカードは依然としてネット通販の主力となっています。
AmazonではVisa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Clubなど主要ブランドのカードがほぼすべて利用可能となっています。
また、三井住友カードと提携して発行されている「Amazon Mastercard(クラシックおよびPrime)」があり、利用額に応じてポイント還元などの特典が受けられます。なお、デビットカードもクレジットカードと同様に利用できます。
一度カード情報を登録しておけば、次回以降はスムーズに決済できるため、これを機にカード払いに切り替えたユーザーも多いでしょう。
次に、電子マネーやスマホ決済です。Amazon.co.jpでは以下のような電子マネー払いが利用できます(いずれも手数料無料)。
- 楽天Edy
- モバイルSuica
- 支払秘書(NTTドコモの「ケータイ払いプラス」対応サービス)
ただし、これら電子マネー払いではPrimeのお急ぎ便が利用できないなど一部制約がありますが、日頃から電子マネーを使い慣れている方には便利な選択肢です。
携帯電話のキャリア決済(携帯料金合算払い)にも対応しています。ドコモの「d払い」やauの「auかんたん決済」、ソフトバンクの「まとめて支払い」を利用すれば、Amazonの代金を携帯電話料金と一緒に後払いできる仕組みです。
クレジットカードを直接使いたくない人でも、携帯料金と合算なら支払いのハードルが下がるという声もあります。
さらに、近年普及が著しいスマホ決済アプリの「PayPay」もAmazonで利用可能です。PayPay残高(PayPayマネーやPayPayポイント)を使って支払えるため、日頃からPayPayを使っているユーザーには好評です。
PayPay側でポイント還元などのキャンペーンが行われることもあり、現金派だったユーザーがこの機会にPayPayデビューするケースもあります。
最後に補足ですが、Amazonではあと払い(Buy Now Pay Later)サービスとして「Paidy(ペイディ)」も利用できます。
クレジットカードなしで翌月以降にまとめて後払いできる仕組みで、「商品を受け取ってから支払いたい」というニーズに応える方法です。
購入者から「どうしても後払いが良い」という要望があれば、このPaidyを案内するのもひとつの手でしょう。
コンビニ払い・ATM払いなど具体的な代替手段
次に、現金派ユーザー向けの代替手段です。代引きができなくなっても、「注文後に現金で払う」方法はいくつか残されています。その代表格がコンビニ払いと銀行ATM払い(ペイジー払い)です。
コンビニ払いは、商品注文後にコンビニエンスストアで代金を支払う方法です。注文時に「コンビニ・ATM・ネットバンキング払い」を選択すると、Amazonから支払いに必要なお支払い番号がメール等で通知されます。
銀行ATMを利用した支払い(ペイジー払い)も上記コンビニ払いと似た仕組みです。注文後に発行される収納機関番号や確認番号を使って、Pay-easy対応の銀行ATMから振込処理を行います。
ゆうちょ銀行や大手メガバンクを含む多くの金融機関のATMで利用でき、現金または銀行口座から支払いが可能です。
そして、多くの現金派ユーザーが活用しているのがAmazonギフト券です。
コンビニや家電量販店でAmazonギフトカード(チャージタイプのプリペイドカード)を現金購入し、自身のAmazonアカウントにチャージする方法になります。クレジットカード不要で安全に利用できるため、元々代引きを使っていた層にもおすすめしやすい方法です。
競合プラットフォームの動向とチャネル戦略
Amazonが代引きを廃止した一方で、他の主要ECプラットフォームでは状況がどうなっているかも気になるところです。
2025年現在、楽天市場やYahoo!ショッピングなど多くの競合サービスでは代引き決済が引き続き利用可能となっています。
例えば楽天市場では各店舗が独自に代引き対応を設定でき、大半のショップで「代金引換OK(代引き手数料○○円)」と明記されています。Yahoo!ショッピング(PayPayモール含む)でも同様で、出店者が希望すれば代引きを提供することができます。
日本国内の他のECモールでも、依然として代引きが一般的な支払いオプションとして残っている状況です。さらに、メーカー直販サイトや実店舗系ECサイトでも代引き可能なケースが多く見られます。
家電量販店のオンラインショップ(例:ヨドバシ.comやビックカメラ.com)などでは、逆に「代引き手数料無料」を売り文句にしているところもあります。このように見ると、Amazonの今回の決断はやや異例と言えるかもしれません。
この競合状況から考えられるのは、代引きを強く希望する一部の顧客は他社へ流れてしまうリスクがあるということです。
そのため、複数のチャネルで販売している場合は、在庫管理や価格設定を各チャネル間で統一し、「どこで買っても安心」という体制を整えておくと良いでしょう。
在庫や価格をチャネルごとに調整するのは手間も負担も大きいものです。
そうした課題を減らしたい方は、無料相談で最適な体制づくりをご相談いただけます。
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Amazon代引き廃止に伴う対策
代引き廃止後の環境下で、出品者が取るべき具体的な対策について、いくつかの観点から解説していきます。
決済方法の見直しと設定確認
念のためストアの説明文や商品ページに「代引きOK」などの記載が残っていないか確認しておきましょう。過去に「当店は代引き手数料無料です」とアピールしていた場合、その表記は現在では誤情報になってしまいます。
また、自社発送(MFN)の送料テンプレートで代引き手数料を設定していた場合は、その項目が無効化されているかをチェックし、可能であれば削除してください。
また、Amazon以外のチャネルで提供している決済方法も、この機会に見直してみましょう。仮に自社サイトや他モールで代引きを採用しているなら、その必要性や条件を再検討する良いタイミングです。
詐欺被害が心配な場合は「初回注文は代引き不可」など何らかの制限を設けるか、思い切って他のチャネルでも代引きを廃止して運営コストの削減につなげるという選択肢もあります。
購入者への周知と案内強化
Amazon全体からの告知だけでは十分に行き届かない場合もあるため、出品者が自主的に情報提供を強化し、顧客離れを防ぎましょう。商品ページの「この商品に関する質問」欄や商品説明欄を積極的に活用します。
例えば、Q&Aで「代引きで支払えますか?」という質問が出ることを想定し、次のような回答をあらかじめ掲載しておくと親切です。
代引きで支払えますか?
申し訳ありません。Amazonの方針変更により2024年6月以降、代引きはご利用いただけません。他の支払い方法(クレジットカードやコンビニ払い等)をご利用くださいますようお願いいたします。
実際に問い合わせが来た場合でも、このようなテンプレートを用意しておけばスムーズに対応できます。
「Amazonでは2024年6月より代金引換サービスが廃止されたこと」をまずお伝えし、そのうえで「代替手段として○○があります」と案内すると良いでしょう。
また、リピーターのお客様への個別フォローも検討しましょう。過去の購入履歴から代引き利用経験のある顧客を把握できるのであれば、Amazonのメッセージ機能や商品に同梱するチラシなどを通じて、
現在Amazonでは代引きを承っておりません。ご不便をおかけしますが、〇〇払い等の他の決済方法をご利用いただけますと幸いです。
といった案内を個別に送るのも効果的です。ただし、Amazonのメッセージポリシーに抵触しない範囲で配慮する必要があります(宣伝や誘導と受け取られないよう注意)。
もし出品者自身がSNSやブログを運用しているなら、そちらでお知らせする手もあります。
「Amazonの仕様変更により代引き決済が廃止となりました。当店の商品は引き続き他の決済方法でお買い求めいただけます。ご不明点はお気軽にお問い合わせください。」といった内容の投稿をしておけば、顧客の目に留まる可能性があります。
商品ページの信頼性向上
先述のように、代引きがなくなることで購入前に支払うことへの不安を感じるお客様もいます。そこで、商品ページ自体の信頼性を高める工夫がますます重要になります。
具体的には、以下の点に留意すると良いでしょう。
- 分かりやすい商品情報
商品タイトルや説明文では過剰な誇張表現を避け、正確なスペックやサイズ、素材などを明記しましょう。「思っていたのと違った」と購入者に思われないようにすることが、先払いへの不安軽減につながります。
- 高品質な商品画像
実物を手に取れない通販では、画像の充実が不安解消のカギになります。商品を様々な角度から撮影した写真や、使用シーンをイメージできる画像を豊富に掲載しましょう。可能であれば動画も追加します。
視覚情報を増やすことで、「これなら安心して買えそうだ」と購入者に感じてもらえます。
- レビュー対応の徹底
購入者は先に支払う分、これまで以上にレビューを慎重にチェックするようになります。
良いレビューを増やすために、購入後にはフォローメール(例:「商品はご満足いただけましたか?」)を送り、低評価が付いた場合には真摯に返信して改善策を示すなどの対応を心がけましょう。
出品者の評価が高いと分かれば、購入者の支払いに対する不安も薄まります。
- 出品者情報の充実
ブランド登録をしている場合は、ストアページで会社情報や理念を発信したり、プロフィール欄に実績や連絡先を記載したりすると良いでしょう。
相手の顔が見えない中で先に代金を支払うのは購入者にとって不安なものです。「どんな出品者なのか」が分かるだけでも安心材料になります。
顧客対応の工夫
代引き廃止直後は、お客様からの問い合わせが増える可能性があります。「どうやって支払えばいいの?」といった質問には、迅速かつ丁寧に対応しましょう。
前述したテンプレート回答を用意しておくほか、カスタマーサービス体制の強化も検討されます。
例えば電話サポートやチャットサポートを運用している場合は、スタッフ全員に新しい支払い方法について十分な知識を共有してください。
「コンビニ払いのやり方が分からない」といった問い合わせに的確に答えられれば、そのまま購入につながります。逆に対応が悪ければ、その顧客は離脱してしまうでしょう。
また、返品・返金への対応も重要です。代引き時代であれば受取拒否という形で支払いを回避できましたが、先払いでは一旦代金が支払われてしまいます。
不安に感じている購入者でも「最悪返品すれば返金される」と思えれば購入に踏み切れますから、返品受付をスムーズに行い、迅速に返金処理をすることが信頼維持につながります。
「このショップはきちんと返品にも応じてくれた」という実績は、口コミで広がることもあるでしょう。
さらに、「代引きできなくて困った」というお客様には、共感を示しつつ代替案を提示することが大切です。
ご不便をおかけし申し訳ありません。当店としても残念ですが、Amazon全体のルール変更のためご了承ください。その代わり、〇〇という方法でしたら現金でお支払いいただけます。
という具合に、お客様の立場に寄り添った姿勢を見せれば、状況そのものは変えられなくても満足度の低下を防ぎやすくなります。
Amazon代引き廃止後の販売戦略
最後に、決済方法の変更に合わせて販売戦略やプロモーション施策を調整することについてです。以下のようなポイントに留意して戦略の微調整を行うと良いでしょう。
マーケティングのターゲット見直し
自社の商品が年配層向けで代引き利用率が高かった場合には、今後は若年層や都市部の顧客開拓に力を入れるなど、ターゲット層のシフトを検討しても良いでしょう。
Amazon内の広告(スポンサープロダクト等)においても、キーワード設定や掲載カテゴリを見直し、新規顧客の獲得に努めましょう。
購入インセンティブの提供
先払いに対する心理的抵抗を減らすため、ポイント還元や期間限定割引などのインセンティブを積極的に打ち出すのも効果的です。
「○月○日まで○%ポイントアップ」といったキャンペーンは、支払い方法を問わず購買意欲を刺激できます。
また、Amazon本体が「コンビニ払いでポイント○倍」といった企画を行うこともありますので、それに合わせて自社の商品をセール価格にするなど、販促施策と決済誘導を組み合わせた戦略も有効でしょう。
競合との差別化ポイントを強調
顧客が「代引きできないなら他で買おうか」と感じたときに、「それでもこの店(この商品)は○○だからAmazonで買おう」と思ってもらえるような差別化ポイントを磨きましょう。
例えば「正規品保証」や「最速翌日配送(FBAの活用)」、「○○専門店ならではの充実サポート」などが挙げられます。代引き以外の部分で選ばれる理由を強化できれば、支払い方法に関するハンデを補って余りある魅力となるでしょう。
他チャネルでの補完
もし現在の販路をAmazon一社に絞っているのであれば、この機会に他チャネルへの展開を検討するのも一案でしょう。
前述のとおり、楽天市場やYahoo!ショッピングでは引き続き代引きが利用できますので、そちらにも出店しておけば「代引きで買いたい」顧客を取り逃がしにくくなります。
既に他のモールや自社ECサイトを運営している場合は、各チャネルでの役割分担も考えてみましょう。 重要なのは、価格設定や在庫をできるだけ統一し、公平感を保つことです。
どのチャネルでも同じように商品を購入できる体制にしておけば、「Amazonにないから他で買おう」と顧客が移動しても、その先で自社の商品を提供できる状態にできます。
他チャネルへの販路拡大は売上アップのチャンスにもなりますが、在庫管理や運用体制に不安を感じる方も多いはずです。
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Amazonの出品サポートなら運用代行・コンサルティングもおすすめ
Amazonの代金引換廃止など、決済方法の変更は、出品者様は顧客の購買行動の変化や売上への影響など、新たな課題に直面することになります。 この大きな変化に適切に対応するためには、決済方法の変更を踏まえた販売戦略の見直しが不可欠です。
- 代金引換を利用していた顧客層への新しいアプローチ方法がわからない
- クレジットカード決済への移行で売上減少を防ぎたい
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Amazonの代引き廃止は適切な対策を講じて対応しよう
Amazonにおける代引き支払いの廃止は、出品者にとって大きな環境変化でした。
送り付け詐欺対策やユーザーのキャッシュレス志向の高まりといった背景のもと実施されたこの施策は、多くの購入者からは歓迎された一方で、一部のユーザーには戸惑いももたらしました。
しかし、そのメリットとデメリットを正しく理解して適切に対応すれば、出品者側のリスクは十分にコントロール可能です。
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吉原 香奈
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