楽天市場のレビューを増やす施策6選!重要性や禁止事項も解説


帯刀 浩太
楽天市場専任コンサルタント
楽天グループ株式会社にて、ECコンサルタントとして500社以上の店舗を支援。全ジャンルを幅広く担当した後、ホームライフ・リテール領域を中心に活躍し、年間売上改善部門MVPおよび楽天賞(社長賞)を受賞するなど、高い成果と評価を得る。その後、しるし株式会社にて、美容コスメ・ファッション・スポーツ分野の企業を中心に、楽天市場における戦略設計から店舗立ち上げ、LP制作、広告運用までを一気通貫で担当。楽天市場の構造や施策に精通し、実践的な支援を行う楽天運営のスペシャリスト。

監修者
帯刀 浩太
楽天市場専任コンサルタント
楽天グループ株式会社にて500社以上の店舗を支援。現在はしるし株式会社にて、戦略設計から店舗立ち上げ、広告運用までを一貫して担当。
「楽天市場で売上が落ちているが、原因がわからない」
そんなお悩みを抱えていませんか?
広告や価格調整、商品ページの改善など、さまざまな施策を行っているにもかかわらず成果につながらない場合、レビュー件数への意識が不足している可能性があります。
楽天市場では、レビューの数や評価が検索結果での表示順やクリック率、購入率に大きく影響します。レビューを増やすだけで、露出や転換率が改善され、売上アップにつながるケースも多くあります。
本記事では、レビューを効果的に増やすための施策や、実施時に気をつけるべき禁止事項を詳しく解説します。
「施策の進め方に不安がある」「自社に合う方法がわからない」と感じた方は、無料相談もぜひご活用ください。
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楽天市場においてレビュー施策が重要な理由
レビューとは、ユーザーが商品を購入したあとに書き込む評価や感想・口コミのことです。お店に対して評価をする店舗レビューと、商品に対して評価する商品レビューがありますが、本記事では売上との関係が特に深い「商品レビュー」にフォーカスして解説します。
楽天市場では下記の売上公式が示されております。
売上 = アクセス人数 × 転換率 × 顧客単価
レビューの獲得はアクセス人数の増加と転換率の向上の両方に効果的です。
アクセス人数を増やすためには、まず商品をユーザーに見つけてもらう必要がありますが、楽天市場では、商品検索する際の並び替え条件に「レビュー件数順」「レビュー評価順」があります。
絞り込み検索機能の影響で、レビュー数や評価が高い商品は検索結果での露出が増えやすくなり、アクセスの増加が期待できます。
さらに、パソコンからは「レビュー評価3.5〜」「レビュー評価4.0〜」「レビュー評価4.5〜」の3つの条件で絞り込みできます。レビュー評価の高い商品しか表示されないため、競争率が下がり、自社商品を選択してもらえる可能性が高まります。
また、同じ商品が複数の店舗で売っている場合、レビューを参考にするユーザーはレビューのある商品をクリックする傾向があります。レビュー内容を見てそのまま購入を決める顧客もいるため、レビュー件数を増やすことは売上アップにつながる重要な要素です。
なお、レビュー評価はレビューを3件以上獲得しないと表示されないため、注意してください。

楽天市場におけるレビュー施策のメリット・デメリットとは
楽天市場でのレビューの重要性がわかったところで、レビュー施策のメリット・デメリットを見てみましょう。
メリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
商品の露出の機会が増えることでアクセス人数が増える 商品の信頼度を高めることで転換率がアップする レビュー投稿への特典をつけることでリピーター獲得を期待できる | 作業の負担が増え、自社のリソースを圧迫しやすい 景品表示法・楽天のガイドライン違反により、アカウント停止などのペナルティにつながる恐れがある ルールを誤解して特典を配布してしまうリスクがある |
メリットがデメリットを上回るかをしっかり確認して、施策の検討をする必要があります。
メリット
楽天市場でレビュー施策を行うメリットは、以下の3つです。
- 商品の露出の機会が増えることでアクセス人数が増える
- 商品の信頼度を高めることで転換率がアップする
- レビュー投稿への特典をつけることでリピーター獲得を期待できる
商品検索する際に「レビュー件数順」「レビュー評価順」で並び替えられるほか、パソコンからは「レビュー評価の点数」で絞り込みできます。レビュー数の多さや評価の高さにより表示される機会が増え、アクセス人数の増加に効果的です。
「レビュー・口コミを参考に購入を決めるユーザーは9割以上」という調査結果があります。レビューが少ない商品は集客しても購入につながりにくい一方、商品のよさを評価するレビューを獲得できれば、転換率アップを実現しやすくなるでしょう。
レビュー投稿を依頼する際に、「次回使えるクーポン」をつけることで、リピート購入の確率を上げることも可能です。
参照:「EC・通販ユーザー動向調査レポート2021“確報版”」|株式会社KDDIエボルバ

デメリット
楽天市場におけるレビュー施策のデメリットは、以下の3つです。
- 作業の負担が増え、自社のリソースを圧迫しやすい
- 景品表示法・楽天のガイドライン違反により、アカウント停止などのペナルティにつながる恐れがある
- ルールを誤解して特典を配布してしまうリスクがある
特典の設計やレビュー誘導の文言には、景品表示法や楽天のガイドラインを正しく理解し、違反とならないよう慎重な対応が求められます。
レビューを効率よく獲得するには、「レビュー投稿への特典をつける」「レビュー投稿を依頼するメールを送る」といった施策が必要になりますが、これらを継続的に実行するには、人的リソースや仕組みの整備が欠かせません。
実際に、店舗ページ上で特典を訴求したり、レビュー投稿者を確認して特典を送付したりと、想像以上に手間がかかるケースも少なくありません。
さらに、ルールの誤解によって意図せず規約違反となるリスクも含め、実施には一定の体制と知識が不可欠です。
こうした業務に負担を感じている場合は、無理に自社だけで対応しようとせず、外部のサポートを活用するのもひとつの方法です。
「自社に最適な運用体制が分からない」「どの程度の成果が見込めるか知りたい」とお考えの方は、ぜひ当社の【楽天市場店舗の伸び代診断】をご活用ください。
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楽天市場でレビューの質と量を高める6つの方法
ここでは、楽天市場でよいレビューを獲得するための具体的な方法を6つ紹介します。
- レビュー投稿への特典をつける
- 楽天市場の店舗ページ上でレビュー特典をアピールする
- 同梱物でレビュー投稿を促す
- フォローメールで投稿を促す
- ユーザーのレビューに返信する
- 梱包の品質を高める
6つ全部行うとより効果的ですが、なかなか手が回らない場合はできるところから取り掛かるとよいでしょう。
レビュー投稿への特典をつける
ユーザーにとって、レビューを投稿することは時間と手間がかかるため、自発的に行われにくい傾向があります。そのため、特典をつけることで、投稿にかかる労力を上回るメリットを感じてもらうことが重要です。
特典としては、以下の4つがあげられます。
- 次回以降利用できるクーポン
- 自社商品のサンプル
- 充電ケーブルやハンドタオルなどの便利グッズ
- 保証期間延長
特典の内容としては、クーポンや自社商品のサンプルなど、次回購入につながるものを活用することで、レビュー投稿の促進とあわせてリピート購入の促進も期待できます。
また、グッズを特典とする場合は、複数の種類から選べる形式にすることで、ユーザーの多様なニーズに対応しやすくなります。
さらに、保証期間のある製品を取り扱っている場合には、「レビュー投稿で保証期間を延長」といった特典を設定することも、有効な手法のひとつです。
ユーザーにとってのメリットが明確であるほど、レビュー投稿へのハードルを下げることができます。

楽天市場の店舗ページ上でレビュー特典をアピールする
特典が決定したら、商品ページ上でユーザーに分かりやすく告知することが重要です。特に、ページをスクロールしている際にも視認しやすいサイズのバナーを設置し、目に留まりやすい形で訴求する手法が一般的です。
なお、今後特典内容を変更する可能性がある場合は、特典詳細をバナー内に直接記載するのではなく、別途案内ページを用意して掲載する形がおすすめです。
バナーにはその案内ページへのリンクを設置しておくことで、特典変更時の修正作業を最小限に抑えることができます。
同梱物でレビュー投稿を促す
商品ページ上でレビュー特典の案内を確認したユーザーであっても、実際に商品が届く頃にはレビューの投稿のことを忘れてしまうケースがあります。そのため、商品に同梱する形で、お礼とあわせてレビュー投稿を促す案内文を同封することで、再度ユーザーへリマインドすることが可能です。
また、納品書にレビュー依頼のメッセージを記載する方法も有効です。受け取り時の自然な導線として活用できるため、あわせて検討するとよいでしょう。
フォローメールで投稿を促す
購入後に送信するサンクスメールに、レビュー投稿の依頼文を記載するのも有効な手段です。購入から一定期間を空けて送信することで、実際の使用感に基づいた具体的なレビューが投稿されやすくなります。
また、同梱物を確認せずに処分してしまうユーザーも一定数存在するため、商品同梱の案内とサンクスメールの双方でレビュー投稿を促すことで、リーチの精度が高まります。
なお、レビュー依頼のみを目的としたメールの送信は認められていないため、必ず購入へのお礼や商品の使用状況の確認など、他の内容と組み合わせて案内文を作成する必要があります。
あわせて、楽天会員ログインページへのリンクをメール内に記載しておくことで、レビュー投稿時の手間を軽減することが可能です。

ユーザーのレビューに返信する
レビューを投稿いただいた際は、可能な範囲で返信を行うことが望ましい対応です。
肯定的なレビューには、感謝の気持ちを伝えることで良好な関係構築につながります。
一方で、否定的なレビューには、お詫びとともに状況に応じた対応策やご案内を記載することで、誠意ある姿勢を示すことができます。
これにより、レビュー投稿者だけでなく、レビューを閲覧している他のユーザーにも「丁寧で信頼できる店舗」として認識してもらえる効果があります。
すべてのレビューに返信することが難しい場合は、特に評価の低いレビューから優先的に対応することを推奨します。

梱包の品質を高める
実店舗では品ぞろえやスタッフの対応がユーザー評価に大きく影響しますが、楽天店舗などのEC店舗では、ユーザー評価に最も影響を与えるのは「荷物の状態」であることが多くあります。
顔の見えない販売形態だからこそ、梱包品質を通じて丁寧な対応を伝えることが重要です。
たとえば、配送業者向けの「丁寧な取り扱いをお願いする」メッセージを箱に貼付する、商品に適した丈夫で片付けやすい梱包を心がける、開梱しやすいようテープの端をわかりやすくするなど、細かな工夫がユーザーの満足度につながります。
また、可能であれば注文から発送までのリードタイムを短縮することも、ユーザー体験の向上に有効です。
商品の仕様や品質をすぐに改善することは難しくても、梱包品質や発送体制の改善は比較的着手しやすく、評価向上の一助となります。
「この改善だけで良いのか不安」「他にも見落としがあるかもしれない」
そんな方には、現状を客観的に整理できる『楽天市場店舗の伸び代診断』がおすすめです。
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楽天市場でのレビュー特典・プレゼント施策の流れ・やり方
楽天市場でよいレビューを獲得するための方法がわかったところで、レビュー特典・プレゼント施策の具体的なやり方を紹介します。
レビュー特典の設定から特典配布までの流れは、以下の通りです。
- 楽天市場でのレビューに関する禁止事項を確認する
- ターゲットにあわせた特典を決める(内容・数量・期間)
- 特典対象の条件を決める(特典をつける商品の設定・レビュー投稿期日の設定)
- 店舗ページ上でレビュー特典をアピールする
- レビューチェックツールで投稿を確認し特典を発送する
レビュー特典を設定する際は、店舗を利用するユーザーにとって魅力的な内容を選定することが重要です。
特に、次回購入時に利用できるクーポンを特典とすれば、リピート促進にもつながります。クーポンを設定する際は、何円分の割引クーポンにするか、いくら以上のお買い物で使えるかなどの具体的な条件も明確にしましょう。
また、レビュー特典を付与する商品選定も効果に大きく影響します。レビューがまだついていない新商品や、販売強化中の商品に特典を設定することで、レビュー数の底上げが期待できます。
さらに、店舗のトップページに「レビュー特典対象商品はこちら」といった導線を設けることで、ユーザーの目にも留まりやすくなります。
レビュー特典を設定した商品ページでは、視認性の高いバナー等を活用し、特典内容や投稿条件を明確に記載することが重要です。たとえば、「商品到着後●日以内に投稿」「特典の発送時期・発送先」など、ユーザーが安心して投稿できる情報を丁寧に提示しましょう。
クーポンを特典とする場合には、「利用可能な店舗」「使用期限」「利用回数の上限」などの条件もあわせて明記するこことが求められます。
「どんな特典が自社に向いているのか分からない」「何を対象商品にするべきか判断が難しい」
と感じた方は、ぜひ無料相談をご活用ください。
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楽天市場でのレビュー依頼メールの書き方・具体例
商品発送後、約1週間を目安に「サンクスメール」を送信することをおすすめします。このメールでは、商品購入へのお礼とあわせて、レビュー投稿を促す内容を盛り込むと効果的です。記載する主な項目は以下の通りです。
- 商品購入へのお礼
- 商品の不備や気になる点に関する問いかけ
- レビュー投稿の依頼
- 特典内容(特典の種類・送付や付与の予定日・有効期限など)
- レビュー特典の適用条件(投稿期限など)
- レビュー投稿の手順
- 楽天会員ログインページのリンク
なお、レビュー投稿依頼のみを目的としたメールの送信は禁止されています。必ず購入への感謝や商品に関するヒアリング文をあわせて記載してください。また、不備や気づいた点があった場合の返信先も明記しておくことで、レビューではなく直接連絡を受けられる可能性が高まり、低評価の抑制につながります。
レビュー投稿率を高めるためには、投稿期限・特典内容・送付時期などを明確に記載することが重要です。クーポンを特典とする場合は、使用可能期間や利用条件も忘れず記載しましょう。
さらに、レビュー投稿の手順や楽天会員ログインページへのリンクを記載することで、ユーザーがそのままレビュー投稿に進みやすくなります。特に、レビュー投稿に不慣れなユーザーにもわかりやすい表現を心がけると効果的です。
具体的な例文は以下の通りです。
〇〇様
先日は商品をご購入いただき、誠にありがとうございました。
ご購入いただいた商品はいかがでしたでしょうか?不備や不明点・お気づきの点がございましたら、以下の問い合わせフォームにご連絡ください。
【問い合わせフォームのリンク】
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★レビュー投稿特典のご案内★
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本商品はレビュー特典対象商品となっており、商品レビューを投稿していただくと〇〇をプレゼントいたします。使い勝手やサイズ感、ご使用中のご感想をご記入いただけると幸いです。
なお、特典対象となる条件は【購入後〇日以内にレビュー投稿】していただいた場合に限ります。期限にご注意のうえご投稿をお願いします。
~レビューの記入方法について~
1.右記のリンクより楽天会員画面にログインします。https://order.my.rakuten.co.jp/
2.購入履歴の該当商品欄より「商品レビューを書く」をクリックします。
3.「満足度」の★の数を選び、本文に商品のご感想などをご自由にご記入ください。
4.内容を確認して、「投稿する」ボタンをクリックすれば完了です。
お客様の貴重なご意見は、商品改善やサービス向上に役立ててまいります。
プレゼントの発送はレビュー投稿確認後〇日程度を予定しております。もし、〇日ほど経っても届かない場合は、お手数ですが上記問い合わせフォームよりご連絡ください。
メールの行き違いによりすでにレビュー投稿済み・返品済みの場合は、何卒ご容赦ください。
今後とも〇〇楽天市場店をどうぞよろしくお願い申し上げます。
例文を参考にアレンジしてみましょう。
「レビューを集めたいけれど、ガイドラインに沿った内容の作成に不安がある」「投稿率が伸びない」「ユーザーからの反応が得られにくい」といった課題を感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。
豊富な支援実績を持つ担当者が、貴社の状況に応じた具体的なアドバイスを提供いたします。
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楽天市場におけるレビューに関する禁止事項
楽天市場では、レビューに関して以下のような禁止事項が定められており、違反が確認された場合には厳しいペナルティを受ける可能性があります。以下の9点の内容について、事前にしっかりと確認しておくことが重要です。
- ユーザーの注文時にレビュー投稿の意思確認を行うこと
- レビュー投稿前に特典を付与すること
- 商品到着前にレビュー投稿を促すこと
- 高評価のレビュー投稿をするよう促すこと
- 店舗関係者がレビューを投稿すること
- レビューの評価や内容によって特典の内容を変更すること
- 特定のレビューのみに特典を付与すること
- レビュー内容の変更・削除などを依頼すること
- 別の商品にレビューを付け替えること
これらの行為は、楽天市場からの違反点数加算やランキング掲載制限、検索順位の低下、場合によっては契約解除など、深刻な影響を招く可能性があります。
レビュー施策を行う際は、ガイドラインを遵守した上で、適切に運用することが不可欠です。
特典付与を目的として、ユーザーの注文時にレビュー投稿の意思確認を行うこと
特典付与を目的として、ユーザーが注文時に「レビューを書く(特典あり)」「レビューを書かない(特典なし)」といった選択肢を提示し、いずれかを選ばせる形式は禁止されています。
該当の目的で設定を行なっている場合は、早急に選択肢を削除するなどの対応を行い、ガイドライン違反とならないようご注意ください。
レビューが投稿される前に特典を付与すること
レビューが投稿される前に特典を付与すると、レビューの公平性や信頼性を損なう可能性があります。
また、以下のような特典は禁止されています。
- 今回の注文を送料無料にすること
- 今回の注文を値引きすること
- 今回の注文に特典を同梱すること
- キャッシュバックを行うこと
- 金券類(金券、商品券、ギフト券等)を供与すること
特典の提供は、必ずレビュー投稿を確認した後に「別送で送付」する形式にしましょう。また、特典内容は「次回注文時に使用可能なクーポン」など、今回の注文に対する値引きに該当しない形で設定する必要があります。
なお、特典が過度なインセンティブにならないよう留意し、景品表示法における景品類の規制範囲内で実施することが重要です。
商品到着前にレビュー投稿を促すこと
商品到着前にレビュー投稿を促す行為は、レビューの公平性や信頼性を損なうおそれがあるため、禁止されています。必ず商品到着後に、フォローメール等を通じでレビュー投稿を依頼するようにしてください。
高評価のレビュー投稿を促すこと
高評価のレビューを依頼する行為も、レビューの公平性や信頼性を損なうため、禁止されています。評価を誘導せず、ユーザーの率直なご意見をいただけるよう依頼しましょう。
店舗関係者がレビューを投稿すること
店舗関係者が自店舗、または利害関係のある他店舗に対してレビューを投稿することは禁止されています。また、レビュー投稿を代行業者に依頼する行為も認められていません。さらに、自らのレビューに対して「参考になった」ボタンを押すなど、評価を操作する行為も禁止対象となります。
レビューの評価や内容によって特典内容を変えること
レビューの評価や投稿内容に応じて特典内容を変更すること、またはそのような変更があることを明示・暗示する行為は禁止されています。いかなる評価であっても、特典内容は一律で提供するよう徹底しましょう。
特定のレビューのみに特典を付与すること
レビューコンテストや抽選プレゼントなど、特定のレビュー投稿者のみに特典を付与する行為は禁止されています。レビュー投稿者全員に公平に特典を提供するようにしましょう。
レビュー内容の変更・削除などを要請すること
レビューの評価・内容に対する変更や削除の要請は禁止されています。また、投稿内容に対する批判や、投稿者への脅迫・迷惑行為など、変更を促す行為も行ってはいけません。
別の商品にレビューを付け替えること
既存レビューが投稿されている商品ページを、別商品のページとして使い回すことは禁止されています。リニューアル商品を販売する際は、新たに商品ページを作成し、旧商品のレビューをそのまま流用しないようにしましょう。
「意図せず違反してしまっていないか不安」「過去に投稿されたレビューが問題視されないか気になる」など、レビュー運用に関するお悩みがある方は、ぜひ一度しるしの無料相談をご利用ください。
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楽天市場で低評価レビューが投稿された際の対応方法
楽天市場で低評価のレビューが投稿された場合は、迅速な返信と誠実な対応が求められます。不満点に対する解決策を提示することで、顧客との信頼関係の維持に繋がります。交換や返金などの対応が必要なケースでは、メールなど非公開の手段で対応する旨をレビュー返信内に明記しましょう。
低評価のレビューは、商品やサービス、対応フローの見直しに活かせる貴重なフィードバックです。顧客からの声に真摯に向き合い、改善を重ねることで、ブランド価値や顧客満足度の向上につながります。
自社対応だけでは判断が難しい場合や、適切な対応方針に悩まれる場合は、ぜひ一度、楽天運用支援の専門家であるしるしの無料相談をご活用ください。
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自社対応が難しい場合は「楽天運用代行・コンサルティング」がおすすめ
楽天市場における売上アップには、レビュー施策が重要な役割を果たします。しかしながら、自社リソースだけで対応しきれないケースも少なくありません。そうした場合には、楽天市場の運用代行やコンサルティングサービスの活用を検討されることをおすすめします。
運用代行会社には、レビュー管理やクレーム対応など特定業務のみを請け負う会社もあれば、データ分析やアクセス数、コンバージョン率の改善提案を含めた運用全体のコンサルティングを提供する会社もあります。
まずは自社の課題や不足している部分を明確にし、それに応じた業務内容を提供できる運用代行会社をお選びください。
各社のサービス内容や特徴を比較した記事もご用意しておりますので、代行会社選定の参考にあわせてご覧ください。


楽天市場のレビュー施策を売上アップにつなげよう
楽天市場において売上を拡大していくためには、レビューの獲得が欠かせない重要な要素となります。楽天市場のガイドラインに違反しないよう十分注意したうえで、計画的にレビュー獲得施策を実施していくことが求められます。
たとえば、レビュー投稿者への特典を設けたり、その特典内容を魅力的に訴求するためのページを用意したりと、一定の工数が発生しますが、こうした取り組みはレビュー数の増加に直結し、売上にも好影響を与える可能性があります。
また、レビュー数が増加することで購入者の信頼を得やすくなり、購入数の増加→さらなるレビュー獲得という好影響が生まれることも期待できます。無理のない範囲でできる施策から少しずつ取り組みを進めていきましょう。
なお、「どのような施策から始めればよいかわからない」「社内リソースが足りない」といったお悩みをお持ちの方も、ぜひお気軽にご相談ください。
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楽天市場専任コンサルタント
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監修者
帯刀 浩太
楽天市場専任コンサルタント
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