楽天市場商品ページの作り方！売れるページは7つのポイントがカギ

楽天市場は出店数が多く、「自店舗の売上が伸びない」「他店舗と差をつけるに何から手をつけてよいのかわからない」とお困りの方も多いのではないでしょうか。

楽天市場の商品ページ作成は、ユーザー目線でどのような情報があると嬉しいかを考えることが大切です。

本記事では、楽天市場の商品ページ作成に必要な準備や作成手順、売れる商品ページ作成に必要な7つのポイントを解説します。

商品ページ作成に自信がない方向けに、楽天市場の運用代行「しるし株式会社」についても紹介しているため、ぜひ参考にしてください。

楽天市場の商品ページとは｜3つの構成要素

楽天市場では、商品ページのクオリティが売上に影響します。

対面で接客できない分、商品ページの内容にこだわることでユーザーに商品の魅力を伝えましょう。

楽天市場の商品ページは、以下3つの要素で構成されています。

• 導入
• 商品内容
• まとめ

商品ページに訪れたユーザーは、たった3秒で離脱するか決めるといわれています。そのため、導入部分では、できるだけユーザーの目を引く画像を使うのがおすすめです。

また、商品ページを見ているユーザーは「自分にあうサイズはあるか」「自分でも使いこなせるか」など悩みや不安を持っています。商品内容には、利用イメージやユーザーの口コミなど安心して買い物してもらうための情報を入れましょう。

まとめには、購入を後押しする情報を含めるのがポイントです。商品購入を迷っている方向けに、セール情報や送料無料など、お得な情報を届けることもおすすめです。

楽天市場での商品ページ作成には3つの準備が必要！

楽天市場で商品ページを作るためには、事前に準備しておくべきことが3つあります。

• 出店申込をする
• 出店審査を受ける
• オープン審査（開店前審査）を受ける

楽天市場ではじめて出店する方は、商品ページ作成までの流れがわからず、作成に取り掛かる前に挫折してしまうこともあるでしょう。

初心者の方に向けて、わかりやすく解説するため、ぜひ参考にしてください。

準備①出店申込をする

まずは、出店申込をしましょう。楽天市場では出品者向けに、以下3つのプランが用意されています。

プラン名	月額利用料	登録できる商品数	画像容量
がんばれ！プラン	19,500円（税別）	5,000商品	500MB
スタンダードプラン	50,000円（税別）	20,000商品	5GB
メガショッププラン	100,000円（税別）	無制限	無制限

楽天市場では、登録できる商品数や画像容量で月額利用料が決まるため、自社の予算にあうプランを選びましょう。

はじめて出品する方は、がんばれ！プランでも不便なく利用できます。

楽天市場ではどのプランを選んでも、申込の際に年間もしくは半年分の利用料をまとめて支払う必要があります。

初期費用が大きくなることが予想されるため、事前に予算を確保しておきましょう。

準備②出店審査を受ける

申込完了後は、出店審査を受けることになります。

楽天市場の出店審査では、主に「利用規約に反する商品が出品されないか」がチェックされます。

楽天市場では以下に該当する商品は出品できないため、注意してください。

取り扱い不可の商品	例
法律で販売・所持が禁止されているもの	銃砲類、薬物、盗品、不正改造品
公序良俗・モラルに反するもの	盗撮写真・ビデオ、反社会的勢力の商品
譲渡・転売が禁止されているもの	預金通帳、クレジットカード
悪用される恐れがあるもの	身分証明書、社員証、個人情報
青少年の保護育成上好ましくないもの	アダルトグッズ、性風俗店の広告
危険なもの	爆発物、毒物
他人の権利を侵害する可能性があるもの	偽ブランド品、無許可で撮影した写真
楽天市場が不適切と判断したもの	宗教色の強い商品、期限切れ商品

また、出店審査では以下3つの提示が求められます。

• 取扱予定商品を販売するにあたって必要な営業許可・資格等の書類
• 商品の写真
• 登記簿謄本（履歴事項全部証明書）

公的な機関が発行する書類はすぐに用意できないこともあるため、出店審査の準備は余裕をもって計画しましょう。

準備③オープン審査（開店前審査）を受ける

出店審査を通過した方は、オープン審査を申し込みましょう。

オープン審査は、出店審査後に利用できるようになる、店舗運営システム「楽天RMS」から申請可能です。

オープン審査は、構築した商品ページの内容が楽天市場の規約に反していないかを確認するために実施されます。審査を通過するまでは、商品ページが完成していてもユーザーは利用できないため、注意しましょう。

審査結果が出るまでに、2週間〜1ヶ月ほどかかることもあります。商品の販売を開始したい時期にあわせて、計画的にオープン審査に進めましょう。

楽天市場の商品ページの作り方は全4ステップ！

楽天市場の商品ページを作成する手順は、以下の4ステップです。

• トップページを作成する
• 商品紹介ページを作成する
• 基本情報ページを作成する
• 店舗デザイン・レイアウトを考える

商品ページ作成には、商品知識をもっているだけではなく、写真撮影や画像加工、HTMLなどのスキルが必要になります。

初心者の方で、独学での習得が難しい場合は、運用代行を利用する方法もあるため、必要に応じて検討してください。

では、商品ページ作成手順をひとつずつチェックしていきましょう。

ステップ①トップページを作成する

まずは、トップページを作成します。

トップページは、楽天市場を訪れたユーザーが1番はじめに見るページです。

楽天市場で買い物する際、興味のある店舗のトップページを検索して、欲しい物を探す方も多いでしょう。

そのため、トップページは店舗で販売している商品がひと目でわかるように作成する必要があります。

具体的には、以下の情報を入れておくと、ユーザーの興味を引きやすいです。

• おすすめ商品
• 新商品
• セール情報
• 他社との比較情報
• 口コミ

また、トップページは定期的に更新することがおすすめです。

楽天市場で買い物するときに、店舗のトップページがいつも同じだと新しい情報がなく、他の店舗に流出するおそれがあります。

ユーザーに新鮮な気持ちで買い物してもらうためにも、期間限定のセールや季節のイベントにあわせて、掲載する情報やデザインを工夫しましょう。

ステップ②商品紹介ページを作成する

トップページの次は、商品紹介ページを作成しましょう。

楽天市場の商品ページには複数のページがありますが、その中でも、商品紹介ページは販売商品の売上を左右する大切なページです。

楽天市場で欲しい物を探すときは、商品名で直接検索する方も多いでしょう。そのため、トップページを経由せずに商品紹介ページを見る方も少なくありません。

商品紹介ページのコンテンツは、他店舗と差別化するためにもこだわりましょう。

商品ページに記載しておくべき内容は、以下の通りです。

• 商品名
• 商品価格
• 商品詳細
• 商品画像
• 発送方法
• 発送時期
• 在庫状況

その他にも、ユーザーからよくある質問への回答を用意しておくのもよいでしょう。

ユーザーが買い物する際に、どのような情報があると嬉しいか考えてみることで、魅力的な商品紹介ページを作成できます。

ステップ③基本情報ページを作成する

楽天市場の商品ページには、基本情報ページの作成も必要です。

基本情報ページは、ユーザーが安心して利用できるように、店舗の基本情報を記載しておく必要があります。

楽天市場で店舗ページを見たときに、販売元の会社情報や電話番号がないと「ここで買い物して大丈夫か」と不安になることもあるでしょう。

基本情報ページには、以下の情報を明記してください。

• 事業者名
• 事業者の連絡先
• 会社の所在地
• 利用規約
• プライバシーポリシー

どれだけ商品が魅力的でも、販売元が信頼できない場合は、購入を断念する方が多いです。

ユーザーに安心して買い物してもらうためにも、基本情報ページは必ず作成しましょう。

ステップ④店舗デザイン・レイアウトを考える

「トップページ」「商品紹介ページ」「基本情報ページ」の作成が完了したら、最後に店舗デザインやレイアウトを用意します。

デザインによって、店舗のイメージが決まるといっても過言ではありません。取扱商品やターゲットによっても適切なデザインが変わるため、ユーザーにどのようなイメージをもってもらいたいか考えてみましょう。

店舗デザインで工夫できるポイントは、以下の通りです。

• ブランドロゴ
• バナー画像
• イメージカラー
• テキストフォント
• ボタン

また、ユーザーにとって見やすいページを作るために、レイアウトにこだわることも大切です。

店舗ページを見て、情報が溢れすぎていて視認性が悪い場合は、その時点で離脱されてしまうこともあります。

楽天市場では、「テンプレート」と「オリジナル」からデザインを選べるため、ユーザーにとって見やすいページをつくりましょう。

完全オリジナルでクオリティの高いデザインにしたい場合は、楽天市場の運用代行を活用するのもおすすめです。

楽天市場で売れる商品ページを作成する7つのポイント

ここでは、楽天市場で売れる商品ページを作るために欠かせない7つのポイントを解説します。

• ターゲットを明確にする
• ライバル店の特徴を調べる
• 商品購入のメリットを伝える
• 興味を引き出す魅力的な画像を使う
• バナーやサムネイルを工夫する
• 記憶に残るキャッチコピーをつける
• スマホで見やすいかチェックする

数多くの商品から自社を選んでもらえるように、ポイントを押さえた魅力的な商品ページを作成しましょう。

ポイント①ターゲットを明確にする

楽天市場で売上を伸ばす商品ページをつくるためには、まずターゲットを明確にしましょう。

ターゲットが曖昧だと、商品ページも掴みどころがない内容になり、誰にも刺さらない内容になってしまいます。

商品ページを作成する前に、自分の商品がどのようなユーザーに必要とされるかをじっくり考えましょう。

とはいっても、どのようにターゲットを決めるべきか悩むこともあるでしょう。

楽天市場には、楽天RMSと呼ばれる店舗運営システムがあり、ターゲット選定を手助けをしてくれます。

ターゲット選定に困っている方は、楽天RMSで以下を調べてみてください。

• 男女比
• 年齢
• 性別
• 居住地域
• 会員ランク
• 検索ワード
• ページ来訪経路

来店してくれたユーザーの情報を把握することで、ターゲットを明確にしましょう。

ポイント②ライバル店の特徴を調べる

楽天市場で売上を伸ばす商品ページを作るには、ライバル店の特徴を調べることも大切です。

楽天市場は出店数が多く、ライバル店がいないジャンルはありません。自社で売りたい商品のジャンルに似ているライバル店を把握し、差別化を図りましょう。

具体的には、以下の点を調べるのがポイントです。

• 競合の強み
• 競合の弱み
• 競合の店舗デザイン

競合商品と比較して、自社商品に強みがある場合は、ユーザーに積極的にアピールすることで売上アップが狙えます。

また、競合の商品ページを確認し、イメージの異なる店舗デザインにすることで差別化できます。

敵を知ることで勝ち方が見えてくるため、必ず競合店舗を調査しましょう。

ポイント③商品購入のメリットを伝える

楽天市場で売れる商品ページを作成するためには、商品購入のメリットを正確に伝えることを意識しましょう。

ユーザーに「自社商品を購入するとどのようなメリットがあるのか」をイメージしてもらうことが大切です。

文章だけでは伝わりにくいため、商品の利用方法や利用シーンがイメージできる画像を用いて特徴を伝えるのもよいでしょう。

また、競合と比較してメリットがある場合は、商品ページの中で目立たせることで、来店したユーザーの印象に残り、購入率アップにつながります。

ポイント④興味を引き出す魅力的な画像を使う

楽天市場で売上を伸ばす商品ページを作るには、画像にこだわることもおすすめです。

画像は、テキストよりも情報量が多く、視覚的に商品の魅力を伝えられます。

画像選定の際は、以下のポイントを意識しましょう。

• 画質が鮮明か
• 利用シーンを想像できるか
• 商品の強みが伝わるか

上記の3点を盛り込むことで、ユーザーの興味を引き出す魅力的な画像になります。

写真撮影や加工スキルに自信がない方は、思い切ってプロに依頼するのもおすすめです。

ポイント⑤バナーやサムネイルを工夫する

楽天市場で売れる商品ページをつくりたい方は、バナーやサムネイルにも力を入れましょう。

バナーとは、Webサイトに掲載されるリンクつき画像のことで、以下の役割があります。

• 商品の認知度向上
• ユーザーの行動促進
• 特典の案内

一方、サムネイルは、商品内容を要約した小さな画像のことです。簡潔で目立つデザインにすることでユーザーの注目を集められるでしょう。

バナーとサムネイルは、どちらも店舗デザインにかかわる重要なコンテンツといえます。

期間限定セールや販売個数に制限があるときなど、ユーザーにとってお得な情報は、バナーやサムネイルに積極的に盛り込みましょう。

ポイント⑥記憶に残るキャッチコピーをつける

楽天市場で売れる商品ページをつくるには、キャッチコピーが重要です。

記憶に残るキャッチーなコピーをつけることで、多くの商品ページがある中で、自社の商品ページに目が留まりやすくなります。

また、キャッチコピーにユーザーからの口コミや評価を入れると、信頼性アップにもつながります。説得力が増すため、積極的に取り入れましょう。

言葉だけではなく、文字の大きさやフォント、色にもこだわり、インパクトのあるキャッチコピーを目指しましょう。

ポイント⑦スマホで見やすいかチェックする

楽天市場で売上を出す商品ページを作成したい方は、スマホで見やすいかチェックしましょう。

楽天市場で買い物するユーザーの7割は、スマホから商品ページを閲覧しています。

パソコンの画面で見てわかりやすくても、スマホの小さな画面になるとレイアウトが崩れることもあるため、スマホからの見え方に注意してください。

商品ページを一通り作成したら、必ずスマホで画面を確認しましょう。

また、各ページのコンテンツには、スマホ用の設定欄が用意されている場合があります。7割のユーザーに快適に商品ページを利用してもらうためにも、スマホ用設定欄を上手に活用しましょう。

楽天市場の商品ページ作成には運用代行の活用がおすすめ！

楽天市場での商品ページ作成において、説明文の作成やデザインなどに自信がない方は、商品ページ作成に対応した運用代行の活用がおすすめです。

楽天市場で売れる商品ページの共通点を知ったプロに作成してもらえるため、商品ページへのアクセスや購入率などの改善を期待できます。

楽天市場の運用代行では、商品ページ作成をはじめとして以下のようなサポートを受けられます。

• 購入率を上げるための商品ページ作成
• 広告運用
• クリエイティブ作成
• メルマガ配信
• 受注管理　など

制作を行える方がいない、作り方がわからないなどの場合は、、商品ページの一部を作成してもらうこともできるため、課題にあわせて運用代行を活用しましょう。

楽天市場の運用代行・コンサルティングは「しるし株式会社」へ！

【まとめ】初心者は制作代行の力も借りて売れる楽天商品ページを作ろう！

楽天市場で売上を伸ばすためには、商品ページを通してユーザーにブランドや商品の魅力を伝える必要があります。

出店数が多い楽天市場では、ライバル店と差別化を図り、自社製品の強みを押し出すことが重要になるでしょう。

そのため、商品ページに掲載する文章や写真は、他店舗とは一味違う目を引くものであることが求められます。

楽天市場ですぐに売上を出したい方、売上低迷で悩んでいる方は運用代行を活用して売れる商品ページを作りましょう。