自社ECサイトの作り方|4つの主要構築方法から選び方・集客・運営方法を解説

ECモールでの販売も魅力的ですが、「もっとブランドの世界観を表現したい」「手数料を抑えて利益率を上げたい」「顧客と直接繋がりたい」といった想いから、自社ECサイトの構築を検討されているメーカーやブランドオーナー様も多いのではないでしょうか。
この記事では、自社ECサイトの企画から公開、そして成功に導くための運営ノウハウまで徹底解説します。
自社ECサイトの構築|企画から公開・運営までの流れ
自社ECサイトの構築は、思いつきで始めると失敗する可能性があります。成功のためには、しっかりとした計画と段階を踏んだ実行が求められます。
ここでは、企画立案からサイト公開、そしてその後の運営に至るまでの一般的な流れを6つのフェーズに分けてお伝えします。
自社ECサイトを立ち上げるまでの手順は、大きく分けると以下のステップで進んでいきます。
- 目的・目標設定: なぜ作るのか(ブランド認知向上、利益率改善など)を明確にし、具体的なKPIを設定します。ここが曖昧だと、サイトの方向性が定まりません。
- ターゲット顧客の明確化: 誰に何を売りたいのか、具体的なペルソナを設定します。
- コンセプト策定: どのような世界観を伝えたいか、デザインの方向性を決定します。
- 競合・市場調査: 競合サイトの強み・弱み、市場トレンドを把握します。
- 予算・スケジュールの策定: 構築にかける予算と公開までのスケジュールを大まかに設定します。
- 必要な機能の洗い出し: カート、決済、会員管理、クーポンなど、自社に必要な機能をリストアップします。過剰な機能はコストと期間を増大させるため注意が必要です。
- デザイン要件: ブランドイメージに合ったデザイン、ユーザーが使いやすいUI/UXを定義します。
- 構築方法の選定: ASPカート、オープンソース、パッケージ、フルスクラッチから、予算や目的に合った方法を選びます。
- サイトデザイン制作: トップページや商品ページなどのデザインを作成します。
- システム構築: 選定した方法に基づき、ECサイトのシステムを構築します。ASPカートの場合は設定作業が中心です。
- 商品情報登録: 商品名、商品説明文、価格、在庫数、商品画像などを登録します。商品画像のクオリティは売上に直結します。
- コンテンツ作成: 会社概要、特定商取引法に基づく表記、プライバシーポリシーなど、必要なページを作成します。
- 動作確認: 商品の購入フローや会員登録など、全ての機能が正しく動作するかをユーザー視点で徹底的にテストします。
- 表示確認: PC、スマートフォン、タブレットなど、異なるデバイスで表示崩れがないか確認します。
- サイト公開: 全ての準備が整ったら、ECサイトを公開します。
- 集客施策の開始: 事前に計画したSEO対策、Web広告、SNS運用などを実行します。
- アクセス解析ツールの導入: Google Analyticsなどを導入し、サイトの状況を把握できるようにします。
- 日常業務: 受注・発送、在庫管理、顧客対応、サイト更新などを行います。
- 効果測定と分析: アクセス数、購入率、客単価などのデータを分析し、課題を発見します。
- 改善施策の実施: 分析結果に基づき、サイトデザインの変更や商品説明の改善など、継続的な改善を行います。ECサイトは作って終わりではなく、育てていくものです。
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自社ECサイトの作り方|4つの主要構築方法を徹底比較!費用・期間・特徴まとめ
自社ECサイトを構築する方法はひとつではありません。
主にASPカート、オープンソース、パッケージ、フルスクラッチの4つがあり、それぞれ費用や期間、専門知識の要否が異なります。
自社の規模、予算、目指すブランドイメージなどを総合的に考慮し、最適な方法を選ぶことが成功への第一歩です。ここでは、各構築方法の特徴を詳しく解説し、比較検討の材料を提供します。
手軽に始めるならASPカート型ECサイト|メリット・デメリットと代表的サービス
ASPカートとは、ECサイトに必要なシステムやサーバー環境を、サービス提供事業者がクラウド上で提供してくれるサービスです。
専門知識がなくても、比較的簡単にECサイトを立ち上げられます。
メリット
- 低コスト・短期間: 初期費用が無料または安価で、最短即日で開店も可能です。
- 専門知識が不要: サーバー管理やセキュリティ対策はサービス提供側が行うため、専門知識は不要です。
- 手間がかからない: システムのアップデートやメンテナンスは自動で行われます。
デメリット
- カスタマイズ性の限界: デザインや機能のカスタマイズに制限があり、独自のブランドイメージを細部まで表現するのが難しい場合があります。
- 手数料: 売上に応じた販売手数料や決済手数料が発生します。
- 外部システム連携の制約: 既存の基幹システムなどとの連携が難しい場合があります。
- 初めて自社ECサイトを立ち上げる方
- できるだけコストを抑えてスピーディーに始めたい方
- プログラミングなどの専門知識がない方
カスタマイズ重視ならオープンソース型ECサイト|メリット・デメリットと注意点
オープンソースとは、ソースコードが無償で公開されており、誰でも自由に利用・改変できるソフトウェアを使って構築する方法です。高いカスタマイズ性が魅力です。
メリット
- 高いカスタマイズ性: ソースコードを編集できるため、デザインや機能を自社の要望に合わせて自由に構築できます。
- ライセンス費用が無料: ソフトウェア自体の利用に費用はかかりません。
- データの所有権: 顧客データや販売データを自社で完全に管理・活用できます。
デメリット
- 専門知識が必要: サイト構築やサーバー管理、セキュリティ対策に専門知識が必要です。自社にIT担当者がいない場合は、外部委託が必須です。
- 維持管理コストと責任: サーバー費用が別途かかり、セキュリティアップデートなども自社で行う必要があります。
- サポート体制の不在: 基本的に公式サポートはなく、問題発生時は自力で解決する必要があります。
- 独自のブランドイメージを細部まで表現したい方
- 既存システムとの連携など、複雑なカスタマイズが必要な方
- 自社にIT専門の担当者がいる、または信頼できる外部パートナーがいる方
中~大規模向けパッケージ型ECサイト|メリット・デメリットと選定ポイント
パッケージとは、ECサイト構築に必要な機能が一通り揃ったソフトウェア製品を購入し、自社サーバーにインストールして利用する方法です。ASPとオープンソースの中間的な位置づけです。
メリット
- 機能が豊富で安定的: 大規模EC運営に必要な機能が標準搭載されていることが多く、動作も安定しています。
- ある程度のカスタマイズ性: ASPカートよりもデザインや機能のカスタマイズ自由度は高めです。
- サポート体制の充実: 開発元によるサポートが受けられる場合が多く、トラブル時も安心です。
デメリット
- 導入コストが高い: 数百万円から数千万円規模の初期費用がかかることが多く、月額の保守費用も発生します。
- 導入期間が長い: 公開までに数ヶ月から1年以上かかることもあります。
- 特定のベンダーへの依存: ソフトウェアの仕様は開発元に依存します。
- 多数の商品点数を扱い、複雑な在庫管理や基幹システムとの連携が必要な企業
- セキュリティやサポート体制を重視する中~大規模な企業
- ある程度の初期投資とランニングコストを許容できる企業
理想を追求するフルスクラッチ型ECサイト|メリット・デメリットと開発の覚悟
フルスクラッチとは、既存のシステムを一切使わず、ゼロから完全にオリジナルのECサイトを開発する方法です。最も自由度が高い反面、コストと期間も最大となります。
メリット
- 最高の自由度とオリジナリティ: デザイン、機能、システム構成など、全てを自社の要望通りに構築できます。他社にはない独自のサービスを提供したい場合に最適です。
- 拡張性と柔軟性: 将来の事業拡大やビジネスモデルの変化にも柔軟に対応できます。
デメリット
- 莫大な開発コストと期間: 費用は数千万円から億単位、期間は1年以上かかることが一般的です。
- 高度な専門知識と開発体制が必須: 各分野の高度な専門家からなる開発チームが必要です。
- 維持管理コストとリスク: 開発後の保守・運用も全て自社(または委託先)で行う必要があり、継続的なコストが発生します。
- 他に類を見ない独自のECプラットフォームを構築したいという明確なビジョンがある大企業
- 潤沢な資金と開発期間、そして高度な専門知識を持つ開発チームを確保できる企業
【一覧比較】自社に最適なECサイト構築方法の選び方|費用・機能・難易度で徹底検証
4つの構築方法の特徴を一覧表にまとめました。自社の状況と照らし合わせながら、最適な方法を選ぶための参考にしてください。
比較項目 | ASPカート | オープンソース | パッケージ | フルスクラッチ |
---|---|---|---|---|
初期費用 | 無料~数十万円 | 数十万円~数百万円 | 数百万円~数千万円 | 数千万円~数億円以上 |
月額費用 | 数千円~数万円(+手数料) | 数千円~数万円(サーバー代など) | 数万円~数十万円(保守費用など) | 数十万円以上(保守・運用費) |
構築期間 | 最短即日~数週間 | 数週間~数ヶ月 | 数ヶ月~1年以上 | 1年以上 |
専門知識 | 不要 | 必要 | ある程度必要 | 高度に必要 |
カスタマイズ性 | 低い | 高い | 中程度 | 最高 |
おすすめ企業 | 小規模、初心者、低コスト・短納期希望 | 中規模、独自性重視、ITリソースあり | 中~大規模、機能・安定性重視、予算あり | 大規模、完全オリジナル志向、潤沢な予算・期間 |
どの方法を選ぶべきか迷ったら、「目的」「予算」「リソース」「こだわり」を明確にすることが重要です。 事業の成長に合わせてステップアップしていくという考え方も有効です。
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自社ECサイト開設前に!必要な準備物チェックリスト完全版
自社ECサイトの構築方法が決まったら、具体的な準備に取り掛かります。
スムーズなサイト立ち上げのためには、事前に必要なものをリストアップし、計画的に揃えることが大切です。
ここでは、ECサイト開設前に準備しておくべき主要な項目をチェックリスト形式でご紹介します。抜け漏れがないか確認し、万全の体制でスタートを切りましょう。
基本情報・設定関連
- ドメイン: ECサイトの「住所」。ブランド名に関連した、覚えやすく短いものが理想です。
- サーバー: サイトのデータを保管する場所。ASPカート以外の場合は契約が必要です。表示速度はSEOやユーザー体験に大きく影響します。
- SSL証明書: 通信を暗号化しセキュリティを高めるために必須です。
- 専用メールアドレス: 問い合わせ用、注文確認メール送信用など。
商品関連
- 商品情報リスト: 商品名、商品説明文、価格、在庫数などをまとめたデータ。商品説明文は顧客の購買意欲を高める重要な要素です。
- 商品画像: 高画質で魅力的な写真を複数枚用意します。
- カテゴリ設定: ユーザーが商品を見つけやすいように分類します。
決済・配送関連
- 決済手段の選定と契約: クレジットカード決済、コンビニ決済など、ターゲットに合わせた決済手段を導入します。決済手段の豊富さはカゴ落ち防止に繋がります。
- 配送業者の選定と契約: 配送業者を選定し、契約します。
- 送料設定: 全国一律、地域別、送料無料条件などを決定します。
- 梱包資材: ダンボール、緩衝材など。
法的・規約関連
- 特定商取引法に基づく表記: 法律で義務付けられています。
- プライバシーポリシー(個人情報保護方針): 必須です。
- 利用規約、返品・交換ポリシー: トラブル防止のために明記します。
運用体制関連
- 担当者の決定: 受注管理、顧客対応、サイト更新など、各業務の担当者を決めます。
これらの準備を事前に行うことで、プロジェクトを円滑に進めることができます。特に、商品情報や法的書類は時間がかかる場合があるため、早めに着手しましょう。
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自社ECサイト構築にかかる費用と期間のリアル|予算別・方法別目安
自社ECサイトを立ち上げる際、最も気になるのが「いくらかかるのか?」「どれくらいの期間でできるのか?」という点です。構築方法や求める機能によって費用と期間は大きく変動します。
ここでは、主要な構築方法別に、初期費用と月額ランニングコスト、そして構築期間のおおよその目安を提示します。
構築方法 | 初期費用の目安 | 月額ランニングコストの目安 | 構築期間の目安 |
---|---|---|---|
ASPカート | 0円~30万円程度 | 数千円~数万円程度 | 最短即日~数週間 |
オープンソース | 30万円~500万円程度 | 数千円~数万円程度 | 数週間~数ヶ月 |
パッケージ | 300万円~数千万円 | 数万円~数十万円程度 | 数ヶ月~1年以上 |
フルスクラッチ | 数千万円~数億円以上 | 数十万円以上 | 1年以上 |
- 費用のポイント
初期費用は、ASPカートなら低く抑えられますが、オープンソース以上は制作会社への委託費が主となり、要件が複雑になるほど高額になります。
ランニングコストは、ASPカートでは月額利用料に加え売上に応じた販売手数料に注意が必要です。オープンソース以上ではサーバー代や保守費用が主となります。
- 期間のポイント
ASPカートは既存の仕組みを利用するため迅速に開始できます。一方、パッケージやフルスクラッチは要件定義からテストまで多くの工程を経るため長期間を要します。
「安かろう悪かろう」にならないためには、安さだけを追求しないことが重要です。
デザインの陳腐化、機能不足、セキュリティの脆弱性といった問題は、結果的にビジネスチャンスの損失に繋がります。
予算を組む際は、初期費用だけでなく、ランニングコストや将来の拡張性、そして「ECサイトで何を実現したいか」という目的を明確にし、それに見合った投資を行いましょう。
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自社ECサイト構築で失敗しないための7つの重要ポイントと注意点
自社ECサイトの構築は、大きな期待とともに、時間もコストもかかるプロジェクトです。
せっかく立ち上げたサイトが「期待したほど売れない」といった事態に陥らないためには、事前に押さえておくべき重要なポイントがあります。
ここでは、ECコンサルタントの視点から、失敗しないための7つのポイントを具体的に解説します。これらを意識することで、成功の確率を格段に高めることができます。
なぜ作るのか、誰に売りたいのかを明確にしましょう。目的が曖昧だと、サイトの方向性が定まらず、誰にも響かないサイトになります。
競合との違いは何か、顧客にどんな価値を提供できるかを考えます。「ただ商品を並べるだけ」では価格競争に巻き込まれます。
最初から完璧を目指さず、必要最低限の機能でスタートし、顧客の反応を見ながら改善・拡張していく戦略です。初期投資を抑え、リスクを低減できます。
いくら美しいデザインでも、使いにくいサイトは顧客離脱の原因となります。特にスマートフォンでの使いやすさは必須です。
公開直後からアクセスが集まることは稀です。SEO、広告、SNSなど、どうやって集客するかを事前に計画しておきましょう。
誰が受注、顧客対応、サイト更新を行うのかを決めます。運用体制が整っていないと、顧客満足度を下げる原因になります。
ECサイトは常に改善を続ける「生き物」です。アクセス解析ツールでデータを分析し、継続的にサイトを育てていく姿勢が成功には不可欠です。
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作っただけでは売れない!自社ECサイト成功のための集客戦略と運営の秘訣
魅力的な自社ECサイトが完成しても、それだけではお客様は訪れてくれません。実店舗と同じように、ECサイトにも「お客様を呼び込む」ための努力が必要です。
ここでは、SEO対策による自然検索からの集客、効果的な広告運用、SNSを活用したファン作り、そして顧客との長期的な関係を築くCRM戦略まで、具体的な集客戦略と運営の秘訣を解説します。
自社ECサイトのSEO対策|検索エンジンから集客するための基本
SEO(検索エンジン最適化)は、広告費をかけずに検索エンジンから継続的な集客を目指す施策です。中長期的な視点で取り組むことが重要です。
- キーワード選定
ターゲット顧客が検索するであろう言葉(「ブランド名」だけでなく「悩み系キーワード」など)を調査します。
例えば、オーガニック化粧品なら「オーガニックコスメ」「敏感肌 化粧水」などが考えられます。
- 質の高いコンテンツ作成
キーワードに対して、ユーザーの検索意図を満たす、役立つ情報(商品説明、ブログ記事など)を提供します。
商品の魅力だけでなく、使い方や選び方、ストーリーなどを盛り込むことが重要です。
- テクニカルSEO(内部対策)
検索エンジンがサイトを理解しやすくするための技術的な最適化です。
具体的には、適切なタイトルタグ設定、見出しタグの活用、表示速度の改善、モバイルフレンドリー対応などが含まれます。Core Web Vitalsの指標を意識しましょう。
効果的な広告運用とSNS連携で自社ECサイトの認知度を上げる方法
Web広告やSNSを活用することで、より短期間で集客を加速させることができます。
Web広告の活用
- リスティング広告: 検索結果に表示される広告。購買意欲の高いユーザーに直接アプローチできます。少額から始められ、効果測定もしやすいのが特徴です。
- SNS広告: FacebookやInstagramなどで、年齢や興味関心で細かくターゲティングして広告を配信できます。
- リターゲティング広告: 一度サイトを訪れたユーザーに再度広告を表示し、再訪・購入を促します。非常に費用対効果が高い傾向にあります。
SNSとの連携・活用
- 公式アカウント運用: ブランドの世界観を発信し、ファンとのコミュニケーションを深めます。
- インフルエンサーマーケティング: ブランドと親和性の高いインフルエンサーに商品を紹介してもらい、認知と信頼性を獲得します。
- ショッピング機能連携: Instagramショッピングなど、SNSの投稿から直接商品ページへ遷移できる機能を活用し、購買機会を増やします。
顧客と繋がりファンを育てるCRM戦略|自社ECサイトだからできること
CRM(顧客関係管理)は、顧客との良好な関係を築き、LTV(顧客生涯価値)を最大化する戦略です。自社ECサイトなら詳細な顧客データを活用できます。
- 顧客データの収集と分析
購入履歴やサイト内行動履歴などを分析し、顧客をセグメント化(優良顧客、休眠顧客など)します。
- メールマーケティング
顧客の状況に合わせてメールを自動配信するステップメールや、セグメントに合わせた情報を送るセグメントメールが有効です。
カゴ落ちメールで買い忘れを防止することも重要です。
- ポイントプログラム・会員ランク制度
購入に応じて特典を提供することで、リピート購入を促進し、顧客ロイヤルティを高めます。
- パーソナライズされた施策
顧客のデータに基づき、「あなたへのおすすめ商品」を表示するなど、一人ひとりに合ったアプローチを行います。
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ECモールと自社ECサイトの賢い使い分け|相乗効果を生む連携戦略とは
既にECモールに出品されている場合、自社ECサイトと競合させるのではなく、それぞれの強みを活かして連携させることで、ブランド全体の成長を加速できます。
ここでは、ECモールと自社ECサイトの賢い使い分けと、効果的な連携戦略について解説します。
特性 | ECモール | 自社ECサイト |
---|---|---|
主な役割 | ・新規顧客獲得の窓口 ・認知度向上 | ・ブランドの世界観発信 ・ファン育成 ・リピーター獲得 ・利益率確保 |
集客力 | 非常に高い | 自力で集客が必要 |
ブランド表現 | 制限あり | 自由 |
手数料 | 比較的高め | 比較的低め |
顧客データ | 取得・活用に制限あり | 自社で自由に取得・活用可能 |
【賢い使い分け・連携戦略】
役割分担を明確にする
- ECモールは「出会いの場」: 圧倒的な集客力を活かし、ブランドや商品を知ってもらう「入口」として活用します。
- 自社ECサイトは「ファンを育てる場」: ブランドの深い情報や限定商品を提供し、リピーターを育成します。
モールから自社ECサイトへ誘導する
- 同梱物での訴求: モールで購入した商品に、自社ECサイトの案内チラシやクーポンを同梱します。(モールの規約を必ず確認し、抵触しない範囲で行います)
- ブランド名検索の促進: モールで知った顧客がブランド名で検索した際に、自社ECサイトが上位表示されるようSEO対策を徹底します。
商品ラインナップを棲み分ける
- ECモール: 幅広い層向けの定番商品やセール品。
- 自社ECサイト: 高付加価値商品、限定品、ニッチな商品など、ブランドの個性を強く打ち出せる商品。
ECモールと自社ECサイトは、互いに補完し合う関係です。それぞれのメリットを最大限に活かし、デメリットを補い合う戦略を構築することで、EC事業全体の成長を力強く後押しします。
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自社ブランドの未来を拓くECサイト構築へ最初の一歩を踏み出そう
自社ECサイトは、ブランドの世界観を自由に表現し、顧客と直接繋がり、利益率を改善するための強力な武器となり得ます。
ECモールでの販売経験がある皆さんにとっては、手数料の高さやブランド表現の限界といった「モールならではの課題」を解決し、より自由で、より深く顧客と関わり、ブランド価値を高めていくための最適なプラットフォームが自社ECサイトです。
大切なのは、明確な目的意識を持ち、自社に合った構築方法を選び、計画的に準備を進め、そして公開後も継続的に改善を重ねていくことです。
しるし株式会社では、AmazonをはじめとしたECモールの運用代行サービスを提供しています。
ご相談は下記フォームから無料で受け付けていますので、まずは気軽にお問合せください。
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