ECサイト向けCMSおすすめ10選比較!導入メリット・デメリットや選び方ポイントも

ECサイトの構築・運営を効率化するために欠かせないCMS(コンテンツ管理システム)。
この記事では、ECサイト向けCMS導入のメリット・デメリットや、必要な機能をはじめ、選ぶときのポイントやECサイト向けのおすすめCMSを国内・越境EC別に紹介します。
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ECサイトの売上アップや広告運用などに悩んでいる方には、運用代行やコンサルティングの活用がおすすめです。ノウハウやリソースが不足していても、ECのプロによる代行やコンサルで、売上拡大を目指しやすくなります。
以下の記事では、ECに精通した運用代行会社やコンサルティング会社を徹底比較していますので、依頼先の検討にぜひお役立てください!


ECサイトにおけるCMSとは?
ECサイト向けCMS(コンテンツ管理システム)とは、専門知識がなくても商品情報やコンテンツを登録・編集し、ネットショップを構築できるシステムです。
通常、ECサイトを一から構築するにはHTMLやプログラミングの知識が必要ですが、CMSを使えばサーバーにCMSをインストールするだけで短期間にショップを立ち上げ可能です。
カート機能や決済システム、物流管理などECサイトに必要な機能があらかじめ揃っているため、CMSはECサイト構築・運営において重要な役割を果たします。
ECサイト構築でCMSを導入するメリット・デメリット
CMS導入のメリット
ECサイトにCMSを導入すると、サイト構築や運営において次のようなメリットがあります。
専門知識がなくても構築できる: プログラミングのスキルがなくても直感的な操作でECサイトを作成できます。
低コストで短期間にネットショップを立ち上げることが可能で、社内の非エンジニアでもサイト更新を担当できるようになります。
コンテンツ追加・更新が簡単
商品ページの追加や情報の更新が容易で、常に最新の商品情報を提供できます。専門業者に依頼せず自社でページ更新やサイト修正ができるため、運営コスト削減につながります。
デザインや機能を柔軟に変更できる
テンプレートやプラグインを活用して、サイトのデザインや機能を自由にカスタマイズできます。自社のブランディングに沿ったショップ構築が可能です。
SEO対策に有利
CMSはサイトの更新や内部対策(メタタグ設定、XMLサイトマップ生成など)が簡単に行えるため、検索エンジン対策を効率的に実施できます。
コンテンツを増やしやすいことも集客アップに寄与します。
コスト削減と運営効率化
無料で使えるオープンソースCMSも多く、初期費用を抑えられます。外注せず自社で運用できるためランニングコストも削減できます。
また、ひとつの管理画面で複数の業務を一元管理できるため業務効率も向上します。
CMS導入のデメリット
一方で、CMSを導入する際には以下のようなデメリット・注意点もあります。
カスタマイズの制約
CMSはあらかじめ用意されたテンプレートや機能に沿って構築します。
そのため、独自デザインや特殊な機能の実現には限界があり、標準ではカスタマイズできない部分もあります。
凝ったデザインや他社との差別化を図りたい場合、CMSでは対応しきれない可能性があります。
学習コストと運用負担
CMSの操作方法や設定を習得するために、初めて導入する際は学習コストがかかります。
特に社内にWeb担当の人材がいない場合、管理画面の使い方やトラブル対処法を学ぶ必要があります。場合によっては運用担当者の育成や研修も必要です。
独自開発時のコスト増
CMSの標準機能で満たせない要件があると、自社向けに機能開発や大幅なカスタマイズを行う必要が生じます。その場合、開発費用が高額になりがちです。
高度なセキュリティ強化や独自機能実装には専門知識が必要で、開発期間が長引いて予算超過のリスクもあります。
定期的なメンテナンス
CMSはアップデートやプラグインの管理が必要です。特にオープンソース型の場合、自社でセキュリティアップデートを適用しないと脆弱性が残る恐れがあります。
定期的なメンテナンスや技術的サポート体制も考慮しなければなりません。
不要な機能や速度面の懸念
パッケージ化されたCMSには使わない機能も含まれる場合があり、サイト規模によっては動作が重く感じられることもあります。
必要な機能とのバランスを見極め、適切なサーバースペックを用意することが大切です。
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ECサイト運営を効率化するCMSの機能
国内ECサイト向けCMSに必要な機能
国内市場向けのECサイトを構築・運営するCMSには、顧客向けフロント機能と管理者向けバックエンド機能の双方が備わっている必要があります。
フロント(顧客)向け機能
ユーザーが商品を検索・購入するための基本機能として、商品検索、商品一覧表示、ショッピングカート、決済、マイページ、FAQ、スマホ対応などは欠かせません。
特に近年はスマートフォンでの購買が主流のため、レスポンシブデザインやモバイル最適化は必須です。
また、会員登録・ログイン機能やレビュー投稿機能、クーポン発行など顧客エンゲージメントを高める機能もあると望ましいでしょう。
バックエンド(管理)向け機能
ショップ運営者が効率よく業務を行うため、商品管理、受注管理、在庫管理、顧客情報管理、発送・配送管理といった機能が必要です。
さらに、売上データの分析機能やレポート作成、レコメンド(おすすめ商品表示)機能があるとマーケティングに活かせます。
セキュリティ対策(不正アクセス防止やデータ暗号化)や権限設定、ログ監視なども安心して運用するために重要です。
加えて、日本国内向けにはコンビニ払い・代引きなどの多様な決済手段への対応やヤマト・佐川など配送業者との連携機能があると、顧客にも運営側にも便利です。
国内向けEC CMSでは、これら基本機能に加えてSEO内部対策機能(メタタグ編集やサイトマップ自動生成)、プロモーション機能(ポイント制度やメルマガ配信)、法令対応(特定商取引法表示や領収書発行)など、日本の商習慣や商環境に合わせた機能が整っていることもポイントです。
越境ECサイト向けCMSに必要な機能
海外の顧客を対象とした越境ECサイトでは、国内向け以上に多言語・多通貨対応や国際物流への対応が重要になります。具体的には次のような機能が求められます。
多言語対応
海外の顧客が自国の言語でスムーズにサイトを利用できるよう、サイト表示を複数言語に切り替える機能は不可欠です。
各言語ごとに適切な翻訳や現地表記ができるCMSを選びましょう。言語切替ボタンの設置や、言語別URL構造の設定(例:/en/や/jp/の付与)により、ユーザーの利便性とSEO双方に対応します。
多通貨対応
複数の通貨で商品価格を表示し、決済できることも重要です。現地通貨建ての価格表示や為替レート連動、通貨切替機能があるCMSであれば、海外ユーザーは安心して購入できます。
たとえばShopifyでは50以上の言語と130を超える通貨に対応しており、越境ECを始めやすい特徴があります。
海外決済への対応
クレジットカード国際ブランドはもちろん、PayPalなどのグローバル決済や、中国のAlipay・WeChat Payといった各国で主流の決済手段に対応できることが理想です。
現地の決済方法に対応することで顧客の利便性が向上します。
国際配送・物流連携
国際郵便やDHL/UPSなど海外発送サービスとの連携、配送先の国別送料自動計算機能があると便利です。発送国ごとの配送方法選択や追跡番号通知、関税や輸入税の計算・表示機能も求められます。
法規制への対応: 国や地域によって異なる税率設定(消費税・VAT・関税)や、輸出入規制商品へのアラート表示など、各国の法制度に沿った設定ができることも重要です。
特にEU向け販売ではVAT対応、中国向けでは通関情報の管理などが必要になります。
パフォーマンスとCDN
海外からサイト表示を行う際の速度を確保するため、グローバルCDN(Contents Delivery Network)の利用やサーバー構成も考慮すべきです。
CMSによっては標準でCDN連携や画像圧縮機能を備えているものもあります。
越境EC対応CMSでは「多言語・多通貨・海外決済・海外配送」の4点セットが必須と言えます。例えば、PrestaShopは越境ECに必要な多言語・複数通貨・税金計算・決済などの機能を標準で備えており、世界中30万以上のショップで利用されています。
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ECサイト構築|CMSを選ぶときに確認したいポイントを5つ
ECサイト向けCMSを選定する際には、次の5つのポイントに着目すると良いでしょう。それぞれ自社の状況と照らし合わせて検討します。
事業規模と予算に合っているか
小規模ECから大規模ECまで、事業の規模によって適切なCMSは異なります。まず自社のサイト規模(商品点数、想定PV・売上)や予算を明確にしましょう。
例えば、初期費用を抑えたい小規模ショップなら無料または低コストのサービスを、大規模で高度な機能が必要な場合は有料のパッケージ型CMSも選択肢になります。
ECサイトの規模や目的、予算に合わせて最適なものを選ぶことが大切です。予算内で導入・運用できるか、費用対効果に見合うかを確認しましょう。
カスタマイズ性と拡張性
自社の要件に合わせて機能追加やデザイン変更がどこまで可能かをチェックします。
オープンソース型CMSはソースコードレベルで自由度高くカスタマイズできますが、その分専門知識が必要です。
一方、クラウドサービス型(SaaS)のCMSは開発不要で使えますがカスタマイズ範囲が限定される場合があります。
将来的に機能拡張したくなった際、プラグインやアドオンが豊富に揃っているか、外部システムとの連携(API提供の有無)なども確認しましょう。
デザインテンプレートの選択肢や、自社オリジナルの機能を追加できるかもポイントです。
SEO対策が充実しているか
どのCMSを選ぶ場合でも、集客には検索エンジンからの流入が重要です。SEO機能(検索エンジン最適化機能)の充実度も比較ポイントになります。
具体的には、ページ毎にメタタグ(タイトル・ディスクリプション)やURLを最適化できるか、サイトマップを自動生成する機能はあるか、モバイルフレンドリーな構造になっているか等をチェックします。
例えばPrestaShopのようにSEO機能が豊富に備わっているCMSもあり、そうしたプラットフォームだと追加モジュールで細かなSEO施策まで対応できます。
CMS選定時には、過去にそのCMSで構築されたサイトが検索上位を獲得しているかなど事例を調べてみるのもよいでしょう。
サポート体制と運用のしやすさ
初めてECサイトを構築する場合、CMS提供元のサポートやコミュニティの存在は大きな安心材料です。
国産CMSであれば日本語ドキュメントやサポート窓口が整備されているか、海外製の場合は日本でのパートナー企業やユーザーコミュニティが活発かを確認します。
例えばecbeingのように専任サポートが充実しているCMSなら、初めてでも安心して導入できるでしょう。また、管理画面の使い勝手も重要です。
日々の受注処理や商品登録作業がスムーズに行えるUIか、操作マニュアルや研修サービスが提供されているかも選定時にチェックしましょう。
実際にトライアル環境を触ってみて操作感を確かめるのも有効です。
セキュリティと決済・配送機能の充実度
ECサイトでは顧客の個人情報や決済情報を扱うため、セキュリティ対策は最重要項目のひとつです。
選ぶCMSがPCI DSS準拠の安全な決済処理を提供しているか、不正アクセス防止や脆弱性への迅速な対応策(アップデート)があるかを確認してください。
大手企業が導入している実績があるCMSはセキュリティ面で信頼性が高い傾向があります。さらに、自社が提供したい決済手段や配送方法に対応しているかも要チェックです。
主要なクレジットカード決済やPaypalなどのオンライン決済、コンビニ払い、後払い等に標準対応しているか、ヤマトや日本郵便など配送業者システムとの連携機能があるか確認しましょう。
例えば、あるCMSでは自社で用意した配送方法を柔軟に追加できたり、別のCMSでは標準で複数の決済モジュールが用意されている、といった違いがあります。
自社のビジネスモデルで必要となる機能が揃っているCMSを選ぶことが肝心です。
以上のポイントを総合的に検討し、自社ECサイトに最も適したCMSを選択しましょう。
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【国内向け】ECサイト構築向けCMSおすすめ5選
国内市場向けECサイトに適した代表的なCMSを5つ紹介します。各CMSの特徴を把握し、自社の要件に合うものを検討してください。
CMS名 | タイプ | 初期費用 | カスタマイズ性 | 多言語対応 |
---|---|---|---|---|
![]() EC-CUBE | オープンソース(自社運用型)※クラウド版あり | 無料(ダウンロード版) | 高い | △(プラグインで対応可) |
![]() Commerce21 | パッケージソフト(オンプレミス) | 要問い合わせ(規模次第) | 高い | △(カスタマイズで対応) |
![]() makeshop byGMO | ASP/SaaS(クラウドサービス) | 初期¥11,000~(月額¥12,100~) | 中程度 | ×(日本市場メイン) |
![]() Welcart | プラグイン(WordPress用) | 無料(WP本体別途必要) | 中程度 | ×(要WordPress多言語化) |
![]() ecbeing | パッケージ+開発サービス | 初期¥5,000,000~(月額数十万円~) | 高い | ○(標準機能・別途提案) |
※上記は一般的な傾向をまとめたものです。実際の費用や対応状況は導入時期やプランによって変動する可能性がありますので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。
EC-CUBE(イーシーキューブ)

国内最大手のオープンソースCMS。2006年から提供されている国産オープンソースで、国内シェアNo.1を誇ります。
基本無料で利用でき、プラグインも豊富なため拡張性が高いです。自社サーバーにインストールして自由にカスタマイズ可能で、開発者がいれば柔軟に機能追加できます。
一方で、公式が提供する有料のクラウド版(ホスティングサービス)もあり、こちらは月額費用と引き換えにセキュリティパッチ適用など運用負担を軽減できます。
小〜中規模の自社ECから大規模案件まで幅広く使われており、国内コミュニティも活発です。
Commerce21(コマース21)

大規模向け国産ECパッケージ。大規模ECサイト構築に対応したパッケージ型CMSで、ミズノやブックオフなど有名企業のECサイトに導入実績があります。
柔軟な拡張性・スケーラビリティを備えており、大量の商品データや高トラフィックにも耐えられるのが特徴です。
2016年にヤフー株式会社の子会社となっており、Yahoo!ショッピング等との連携サービスも展開されています。
導入費用はサイト規模や要件に応じた見積もり(要問い合わせ)となります。初期コストは高めですが、非常に柔軟で拡張性が高いため、大規模ECを計画している企業に向いています。
makeshop byGMO(メイクショップ バイ GMO)

高機能な国産クラウド型CMS。GMOメイクショップ株式会社が運営するASP/SaaS型のECサイト構築サービスで、国内で知名度・実績ともに高いです。
特定の業種に限らず様々な商材・ビジネスに対応できる汎用性の高さが強みで、ショップ作成から運営・集客支援まで600以上の機能が搭載されています。
基本的にクラウド上で提供されるサービスのためサーバー管理は不要で、管理画面から設定するだけで利用可能です。
料金プランは売上規模に応じて段階があり、例としてプレミアムプランは初期費用11,000円・月額12,100円から利用できます。
決済手数料も比較的安く抑えられているのも利点です。直感的なUIと手厚いサポートで初心者でも扱いやすく、中小規模のEC事業者に特に人気です。
Welcart(ウェルカート)

WordPress向けECプラグイン。既存のWordPressサイトにプラグインとして導入することでネットショップ化できる国産ツールです。
WordPressの管理画面から利用できるため、ブログ感覚で商品登録や受注管理が行える手軽さが魅力です。
プラグイン自体は無料で提供されており、必要最低限の機能であれば追加コストなしで導入可能です。
公式から提供されている有料の決済拡張(WelcartPayなど)を利用すれば、クレジットカード決済等にも対応できます。
初期費用ゼロで始められる反面、WordPressの知識や運用スキルは必要になるため、既にWordPressサイトを運営している方や小規模ショップに向いています。
ecbeing(イーシービーイング)

国内シェアトップのECパッケージ。株式会社ecbeing提供の大手企業向けCMSで、数多くのECサイト構築実績があります。
標準機能が非常に充実しており、さらに個別要件に合わせて柔軟にカスタマイズ可能なので、自社独自のECサイトを構築できます。
開発からマーケティング運用までサポート体制が手厚く、初めてECサイトを立ち上げる場合でも安心感があります。
JR東日本やKOSEなど大企業にも導入されており、セキュリティ対策に定評があるため信頼性は抜群です。
高機能ゆえに価格も高く、初期費用は500万円~数千万円、月額も数十万円~と大規模予算向けのソリューションです。
大企業や高いセキュリティ基準を求めるプロジェクトに最適なCMSと言えます。
【越境向け】ECサイト構築向けCMSおすすめ5選
海外展開やグローバル市場を視野に入れたECサイトに適したCMSを5つ紹介します。多言語・多通貨対応など、越境ECならではの強みを持つプラットフォームです。
CMS名 | タイプ | 初期費用 | カスタマイズ性 | 多言語対応 |
---|---|---|---|---|
![]() Adobe Commerce | オープンソース(Magento)※商用エンタープライズ版あり | 無料(OSS版)※商用版は高額 | 非常に高い | ○(標準対応) |
![]() Shopify | SaaS(クラウドサービス) | 月額3,650円〜 | 中程度 | ○(50+言語対応) |
![]() Zen Cart | オープンソース | 無料 | 高い | ○(標準対応) |
![]() osCommerce | オープンソース | 無料 | 高い | ○(標準対応) |
![]() PrestaShop | オープンソース | 無料 | 高い | ○(標準対応) |
※上記は一般的な傾向をまとめたものです。実際の費用や対応状況は導入時期やプランによって変動する可能性がありますので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。
Adobe Commerce(アドビコマース)

世界シェア2位のオープンソース「Magento」が前身。
もともと米国発のMagento(マジェント)というOSSで、EC向けプラットフォームとしてWooCommerceに次ぐ世界第2位のシェアを誇ります。
グローバルで広く使われており、多言語・多通貨への柔軟な対応やマルチストア機能など越境ECに強いサイト構築が可能です。
ひとつのシステムで複数国・複数ブランドのサイトを統合管理できる点も大きな利点です。
2018年にAdobe社が買収し、現在は「Adobe Commerce」としてエンタープライズ向けに提供されています(小規模向けには無償のMagento Open Source版も継続)。
機能が非常に豊富で拡張性も高い反面、日本語の公式サポートがやや弱いため、国内ではパートナー企業の支援を受けて導入するケースもあります。
大規模かつグローバルなEC展開を目指す企業に適したプラットフォームです。
Shopify(ショッピファイ)

越境EC初心者にも使いやすいクラウド型CMS。
カナダ発のShopifyは世界175か国以上で利用されているマルチチャネルコマースプラットフォームで、日本国内でも近年急速にシェアを伸ばしています。
特徴はその手軽さで、サインアップしてテーマを選び商品登録するだけでオンラインストアを開設できます。
プログラミング不要で初心者にも優しく、月額3,650円から利用可能です。50以上の言語と130以上の通貨に標準対応しており、管理画面から必要な言語を追加するだけで多言語ストアを構築できます。
また、豊富なアプリ(拡張機能)によって現地向け決済や配送連携、マーケティングツールを簡単に導入できるのも強みです。
世界規模での実績と信頼性があり、「まず海外向け販売を始めてみたい」という中小規模事業者から、大手ブランドの越境ECまで幅広く採用されています。
Zen Cart(ゼンカート)

老舗オープンソース「osCommerce」から派生した無料CMS。2003年にosCommerceから派生して米国で開発されたオープンソースで、世界中で利用されています。
日本語版も配布されており、比較的簡単にインストール可能です。多言語・多通貨対応が可能で、英語圏向けのサイト構築に適しています。
セール機能やクーポン発行など販促機能が豊富に用意されているほか、SEO機能も備わっており検索流入対策も可能です。
基本ソフトは無料ですが、カスタマイズにはPHPやMySQLの知識が必要になるため、本格的に機能改修するにはエンジニアの協力が望ましいでしょう。
日本語コミュニティも存在しますが情報量は限定的で、国内向けには同じく日本語対応したosCommerce系CMSの「ZenCart」を選ぶのがおすすめとも言われます。
低コストで越境ECを始めたい方や、技術的なカスタマイズに対応できる方向けの選択肢です。
osCommerce(オーエスコマース)

ECオープンソースの草分け的存在。2000年にドイツで開始された歴史あるオープンソースCMSで、欧米を中心に広く使われてきました。
標準機能だけでも本格的なネットショップを立ち上げ可能なくらいECサイト向け機能が充実しており、インストール直後から商品掲載・カート・決済など基本機能が動作します。
最大の強みは膨大な数のアドオン(拡張機能)が用意されている点で、2019年時点で9,000種類以上のアドオンが無料で利用できました。
これにより、必要な機能を後から自由に追加できます。またユーザー同士のコミュニティが世界的に活発で、フォーラムを通じた情報交換が盛んです。
ただし、日本国内での知名度は高くなく公式の日本語サポート情報も限られています。
そのため、日本で利用する際は有志による日本語化リソースやZenCartのような派生版の活用が現実的です。
レガシーな部分もありますが、無償で始められるグローバルECプラットフォームとして今なお注目に値します。
PrestaShop(プレスタショップ)

欧州発の多言語対応オープンソースCMS。フランス生まれのPrestaShopは30万以上のショップで導入され、100万人を超える大規模コミュニティを有する人気プラットフォームです。
越境ECに必要な多言語・複数通貨・税金計算・決済機能を標準搭載しているのが大きな特徴で、自社が販売したい国の言語や通貨に合わせてサイト構築できます。
管理画面も分かりやすく、複数の国向けストア(マルチストア)をひとつの管理画面で操作することも可能です。
さらにSEO機能が非常に充実している点もメリットで、メタタグの最適化やサイトマップ生成機能はもちろん、公式マーケットプレイスで「SEO」と検索すると数百件もの追加モジュールが見つかるほどです。
基本ソフトは無料で利用でき、必要に応じて有料テーマやプラグインを追加してカスタマイズできます。
ただし日本語での情報は少なめで、日本語対応状況については要問い合わせとなっています。
とはいえ、多機能かつ無料で始められる越境EC向けCMSとして、欧州を中心に世界中のEC事業者から支持されています。
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運営会社 | しるし株式会社 |
サービス | 運用代行+コンサルティング |
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サポート内容 | ・SEO対策 ・広告運用 ・商品ページ改善 ・レビュー管理 ・転売対策 ・分析ダッシュボードの提供(特許取得)など |
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自社ECサイトに最適なCMSを選ぼう
ここまで、国内向けと越境向けの代表的なECサイト向けCMSについて、そのメリット・デメリットや必要機能、具体的なサービスの比較を行ってきました。
最後に、自社に最適なCMSを選ぶための最終アドバイスをまとめます。
- 自社の要件を明確にすること
売りたい商品の種類・数、予想されるトラフィック、ターゲット市場(国内なのか海外なのか)、必要な機能(例:定期購入やサブスクリプション機能の要否)などを書き出してみましょう。
それにより、「絶対に外せない機能」と「あれば嬉しい機能」が見えてきます。
例:
「国内向けで商品数が少なく、できるだけ低コストで始めたい」
→無料で使えるオープンソースや安価なASP型が候補になる
「将来的に海外展開も視野に入れている大規模EC」
→多言語対応が得意なパッケージ型やグローバル実績のあるCMSが適している
- 可能であれば実際に触って比較検討してみる
多くのCMSはデモサイトや無料トライアル環境を提供しています。
管理画面の使いやすさや表示速度、用意されているテンプレートのデザイン品質などを実際に確認することで、カタログスペックだけでは分からない「肌感覚」に気づくことがあります。
また、同業種の導入事例を調べてみるのも有益です。そのCMSで構築されたサイトがどのようなUI/UXなのか、集客に成功しているか、といった点は良い判断材料になります。
- 慎重に比較検討した上で自社に利益をもたらすCMSを選定する
一度CMSを採用するとサイトを乗り換えるには大きなコストと手間がかかるため、将来の拡張性も含めて慎重に検討することが重要です。
「自社のECサイトで実現したいことは何か」「そのために最適なプラットフォームはどれか」を軸に、候補CMSの機能一覧や料金プランを比較してください。
そして、どのようなECサイトを作りたいのか、その規模や将来像を明確にした上で判断することが成功への近道です。
適切なCMSは、ECサイト運営の強力な土台となります。自社に最適なCMSを選び抜き、ぜひ魅力的なオンラインショップを構築・運営していきましょう。
- EC運用における各領域のスペシャリストが、チーム単位でブランドのポテンシャルを最大化
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